今は以前よりは聞かなくなりましたが、スケボーにおける「スタイル」という言葉が非常に流行りました。
スケボーの世界には、クリスジョスリンのようなビッグトリッカースケーターもいれば、PJラッドのようなテクニカルスケーターもいるわけで、滑りの色というものは本当に人それぞれです。
それを俗に「スタイル」と呼んでいたのですが、そのスタイルという言葉はいつしか自分がヘタクソなのを隠す言葉にも使われるようになりました。
上手いスケーターを見るなり「スタイルがダサい」「プッシュがなってない」などと、よく分からない理論でディスるスケーターは、とてもカッコ悪かったですね。
基本的にスケーターという人種は圧倒的にかっこいい人間が多いのですが、このようなダサいスケーターも一定数いたのは事実です。
今のオリンピック効果でメディアにたくさん出ている、実力が全くない、とあるスケーターも、そんなことばっかり言っていましたね。
話がそれました。
本日は私、コストン太郎が思う「圧倒的にスタイルが入っているスケーター」を3名程紹介したいと思います。
ウェイド・ディサルモ
今では若手とも言えなくなりましたが、
Wade Desarmo(ウェイド・ディサルモ)
というスケーターを御存知でしょうか。
長くDGKの看板ライダーとして活動していたカナダが生んだ天才です。そこらへんでよく聞く天才ではなく、本物の天才中の天才であると私は思っています。
今はポールロドリゲス率いるPRIMITIVEのプロとして活動していますが、デビュー当時はこの世に二人としていないオリジナリティーとスタイリッシュさで世界が震撼しました。
最大のスタイルの特徴としては「とにかくしゃがまない」です。
デッキを弾くとき、通常人はある程度しゃがんでしまうものですが、そのしゃがみを最小限とすることで「今からデッキを弾く」という動作を全てそぎ落とすことによって、スタイリッシュさを出しています。
ちなみにこのスタイルは誰にも真似することはできません。あれほどしゃがまないとなると普通の人は必ずトリックに影響が出てしまうからです。
もはや膝じゃなく足首だけで自らの身体を浮かせているイメージですね。
アントワン・ディクソン
続いて、当情報館おなじみと言っても良いでしょう。
この世で唯一、デッキに乗らないプロスケーターである、
Antwuan Dixon(アントワン・ディクソン)
です。
「Baker 3」にて伝説的なフルパートを1つ残した後は「プロスケーターなのにスケボーをしない」という異次元のライフスタイルを貫ぬくカリスマスケーターです。
と言いますか、スケボーしなくてもプロスケーターとして認められている時点で、それがどれほどすごいことか…
普通、以前プロだったとしても滑らなくなった時点でプロではなくなるわけですが、彼は滑らなくなったことさえそのカリスマ性を際立たせているくらい、カリスマ中のカリスマです。
最大の特徴は、どんなビッグトリックでも決して腕が胸より高く上がらないことです。
普通、スケボーのトリック中は人間の危機回避能力として、スラムした時のためや空中でのバランスを取るために腕は上がってしまいます。
しかし、彼はなぜか腕が全く上がりません。それが彼の唯一無二のスタイルにつながっているわけですね。
彼については以前過去に深く掘り下げた記事を書いていますので、そちらも参考にして みてください↓
【アントワン・ディクソン】は世界一のギャップを持つカリスマスケーター - コストン太郎のスケートボード情報館
池田幸太
はい、説明不要ですね。
日本が誇る、国内随一のカリスマスケーターです。
池田幸太さんも過去に記事にしていますので参照していただきたいのですが、彼の最大の特徴は、デッキを弾きのすごさ。おそらく世界一と言っても過言ではないと思います。
そしてなんといっても生まれも育ちも、スケボーのテクニックを磨いた場所さえも、東京都足立区というダメ押しのカリスマっぷりです。
余談ですが、私は一度、足立区でスケボーをしていて〇されそうになったことがあります。このエピソードを話すと私が誰だか気づく人もいるかもしれませんが(笑)
池田幸太【Kota Ikeda】は後にも先にも現れぬ孤高のカリスマ日本人スケーター - コストン太郎のスケートボード情報館
まとめ
コストン太郎が独断と偏見で選んだ「圧倒的にスタイルが入っているスケーター」は
- ウェイド・ディサルモ
- アントワン・ディクソン
- 池田幸太
という結果になりました。
もちろん私が独断と偏見で選んだ3人ですので、〇〇が入っていない、という苦情は受け付けませんのであしからず。
最後にウェイドのお遊びSNSフッテージを少々まとめた簡単な映像を見つけましたので紹介します↓
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