スケボーをやっていると良く「スタイル」という言葉を耳にすると思います。これって何?ってことなんですけど、簡単に言えば【オリジナリティ】や【カッコ良さ】のような意味合いで使われます。
例えばブランドン・ウエストゲイトみたいな力強いトレフリップとフェリペ・ガスタボの脱力系トレフリップって全然違いますよね、まさにスタイルの違いです。もう一つ言うと、セワ・クロエトコブとナイジャ・ヒューストンは根本的に滑り方が全く違います。これもその人の【スタイルの違い】ということになります。
ごまかすスケーターも多い
これをうまく利用して、スキルがないことを「スタイル」といった言葉でごまかすスケーターも数多く存在します。
スキルを上げたり危ないことをするのってやっぱり努力や覚悟が必要ですから、それはしたくないけど他人に認められたい、というスケーターは良く「スタイル」という言葉を使う傾向にあります。
努力するのが嫌なだけだったり、目指す覚悟がないだけなのに「これが俺のスタイルでヤンス」「うまいだけのやつはダセーでヤンス」って感じなスケーターです。
今はyoutubeの台頭でそんなこと言っても通用しなくなってきましたから、だいぶ減りましたけどね。昔は本当に多かったです。
それに不思議なもので、スタイルがカッコイイスケーターほどスタイルスタイルと言わない傾向があります。とにかく自分よりうまい人に関してスタイルが~というのはダサい認定される恐れがあるので言わない方がいいかもしれませんね。
スキルがないスケーターに対しては誰もスタイルがどうとか言わないのに、うまいスケーターに関しては必ずスタイルで批判されます。まるで上手いことが悪いかのように。そんな嫉妬の声は無視でOKです。
人気が出るスタイルとは
世界中で人気のスケーターは必ず上手いだけではありません。上手いということはもちろん大前提ですが、それにプラスしてカッコ良さがあります。例えば
- ウェイド・ディサルモ
- アントワン・ディクソン
- シェーン・オニール
- ポール・ロドリゲス
- ショーン・マルト
- マーク・アップルヤード
どれも世界中で大人気のスケーターですが、みんなスキル以外にプラスアルファがあります。人気が出るスタイルは?という疑問に正解はありません。今でも日々新しいスタイルのスケーターが生まれ続けていますから。
でも昔から一貫して人気があるスタイルは基本的に「手がバタつかない」「簡単にそうにメイクする」ということは言えると思います。
そうはいっても、そこはもちろんスケボーの世界。「例外」というものがあります。
例えばクリス・ジョスリン。説明不要の怪物ですが、彼は決して簡単そうにやっているわけではないですよね。メイク後に服がドロドロになっていることも多いですし。
それでも世界中のキッズから大人気で、パークに行くとサイン攻めで大変だそうです。
彼は新しい「怪物というスタイル」なのかもしれないですね。デカい、規格外、という意味では歴代No1スケーターなのは間違いないですから。
国内圧倒的スタイルと言えば
スタイルの好みは人それぞれですからスタイルNo1を決めるのは難しいですが、昔でいうと三枝博貴さんはみんなの憧れのスケーターでした。
全員が三枝さんのキックフリップに憧れて練習をしたものです。服装もみんな真似してましたし、デッキも当時三枝さんが乗っていたエステティックスというブランドがとても流行りました。
このようにごくまれに誰からも好かれるスタイルの持ち主が現れます。いわゆるカリスマというやつですね。
まとめ
若手の皆さんも、もうアラフォーのおじさんスケーターも、スタイルだけは年齢を重ねてもレベルアップは可能ですから、オリジナリティあふれる自分だけのスタイルを見つけてみてください。
ちなみに私が昔から憧れているスタイルはCHOCOLATEのケニー・アンダーソンやTHINKのラス・ミリガンというライダーです。派手さは無いかもですが、死ぬほどかっこいいので一度youtubeでチェックしてみてください☆↓
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