コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

2021年はスケボーがスポーツ認定された年となった

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ついに2021年最後の日となりました。

 

 今年はスケーターにとって節目の年となりましたね。

 

 何よりオリンピック中継のテレビ画面でスケーターの姿が見られるなんて、私がスケボーを始めた頃には考えられなかったことですから。

 

 不良の遊びと言われ、街の片隅に追いやられたあの姿はもう過去のものなのでしょうか。そんな過ぎ去った過去扱いされることに、スケートパークなんてほぼなかった時代にスケボーを始めた生粋のストリートスケーターである私は、少々寂しさを覚えてしまうところです。

 

 2021年最後の記事はスケボーがスポーツ認定されたことについて少し触れてみようと思います。

 

天邪鬼(あまのじゃく)なストリートスケーター

  ひと昔前のスケーターというと少々天邪鬼(あまのじゃく)なところがありました。

 

  野球、サッカーなどと言った人気のあるものから目をそむけたくなる性格と言いますか、大半の人と同じことで喜びを感じないことが多かったように思います。

 

 そんな天邪鬼な若者が、いわゆる不良の遊びであったスケボーと出会い、いつしか「ただの遊び」が「人生をかけた本気の遊び」に変わり、半分中毒のようなハマり方をしてしまった結果、デッキなしではもはや手が震えてしまう程(禁断症状w)のスケート中毒となってしまうわけです。まぁスポーツとは程遠いものでしたね。

 

 しかし今年はスケボー=スポーツとの認知がとても進みましたね。オリンピック効果はそれはすごいもので、オリンピック終了後は全国各地に行政によるスケートパークの建設が計画されています。

 

 私が住んでいるすぐ隣町にも計画が浮上しています。

 

 行政と言うものは不良の遊びにお金を出すわけにはいかないでしょうが、スポーツ、ましては日本人が金メダルを取った種目となれば話は早いというわけですね。

 

ストリートとスケーター

 もともとスケボーというものは映像がすべてです(でした?)。

 

 それ専用に作られていないスケッチーなスポットでどれほどのトリックを映像として残せるかの世界です。

 

「それ専用に作られていない」というところがポイントで、そのスポットの使い方もトリックも、スケーター自らのオリジナリティの見せどころであるというわけです。

 

 そんな二つとして同じものがないストリートスポットにおいてオリジナリティを出すストリートスケーターにコンテストのような点数を付けるということはそもそも難しいはずです。その「点数化できないすごさ」「点数化できないヤバさ」がストリートの醍醐味なのです。

 

 しかし時代は変わり、昔はランプが主流だったスケボーのコンテスト会場には、今ではストリートを思わせるようなセクションが増え、ついに迎えたオリンピック会場ではストリートリーグさながらのセクションの数々。

 

 もちろん完璧な路面、完璧なプッシュ距離、完璧な角度であるため、何か必ずスケッチーな部分がある本当のストリートスポットとは全く違うわけですが、それでも街中にあるステアやハンドレール、レッジ等を意識した作りでしたね。

 

 そんなセクションと、メイクしたときの歓声を目の当たりにし、「わざわざ街に出てセキュリティや近所のおじさんに怒られるようなことをしなくても、コンテスト会場でトリックをメイクするだけで十分なのでは?」

 

このように考えるスケーターが出てきてもおかしくないと思います。時代ですね。

 

まとめ

 今後、スポーツとしてのスケボーとストリートとしてのスケボーはますます「光と影」状態となります。

 

 当たる光が強いほど、影も濃くなっていきますから、ストリートスケーターに対する風当たりはかつてないほど強まるでしょう。

 

 ただし、それはスケボーがオリンピック競技になったからではなく、時代の流れがそうさせたのだと思います。例えオリンピックが開催されなくとも、ストリートでスケボーを取り締まる動きは加速したはずですから。

 

 こんなことを言うと無責任と思われるかもしれませんが、スポーツとしてのスケボーと真剣な遊びとしてのスケボー。こんな二面性を持った競技?遊び?って、スケボー以外にありますかね?

 

 片やライトの下で脚光を浴び、片や街の片隅で警察に怒れられる。こんな協議は世界中探してもスケボーだけではないでしょうか。

 

 私はそんなスケボーが2022年にどう変化していくのか、楽しみでしょうがありません。

 

 では皆さま、2021年最後の日もきっちりデッキの上に乗って迎えましょう。

 

2021年12月31日 コストン太郎

 

 

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