昨今のコロナウイルス感染症の影響により、1年のオリンピック延期が決定しました。
前例のない「オリンピックの延期」ですが、もしコロナの影響がなかったのなら、本当なら今頃オリンピックに出場するスケーターも確定していたのかもしれません。
オリンピックという舞台にあがるはずであった「競技者としてのスケーター」はオリンピックが延期になったことにより、何かしらの影響は受けるものなのでしょうか。
新たなチャンスの到来
まずは単純にこれですよね。
オリンピックの選考コンテストにおいて調子が悪く良い成績が残せなかったスケーターにとっては単純に出場のチャンスが広がる可能性があります。
これから追加でオリンピック出場の為のポイントを新たに獲得できるコンテストがあるかもしれませんからね。
逆に、おおよそ内定、くらいの位置にいたスケーターにとっては追加のコンテストが開催されるのであればつらいところかもしれません。
ちなみにスケートボードの代表選手はまだ正式に決まっていませんでしたが、すでに代表選手が確定している水泳やマラソン等の競技に関しては出場資格はそのまま保持できるようです。
スポーツなは1年あればものすごく変化するものであり、やはり直近での成績等で選ぶのが慣例とは思いますが、なんせ延期の理由が理由ですからね。例えオリンピックが1年以上先でも、現段階の選手がそのまま出場資格を保持するのはある程度合理的なのかなと思います。
スキルの向上や下降
スケボー自体はスポーツではありませんが、競技としてのスケボーを考えた時、スポーツと似ている部分は意外と多くあります。
それは「流れ」や「雰囲気」と言った部分も例外ではありません。
ここで言う「流れ」「雰囲気」は、ゴルフで言う渋野日向子選手のような、急にいきなり出てきてガンガン上に行き、世間を圧巻する勢い、のことです。
通常スポーツ選手は練習中にスキルを磨きますが、本番中にスキルが上がっていくようなタイプでしょうか。それはスケボーの世界にも確かに存在します。
少年時代、コンテストに出ては優勝しまくっていた瀬尻稜さんは当時、まさにこのタイプでしたね。
そ の勢いの最中にオリンピック選考~オリンピック本番、というのが理想ですが、1年ズレるとその勢いに陰りが見えることも、当然あります。
そのようなまるでマリオのスター状態であった選手がいたとすれば、延期は本当に残念でしょうね。
ストリート規制の延長
スケボーの代表選手は、ストリートで滑ることを禁止されています。単純にこの措置が1年間延長されるということです。
しかし、最近では候補選手がSNS等で少々ストリートの映像をあげることもありますので、ここらへんはちょっとどうなっているのか現状は不明です。
そもそもスケボーは道路交通法で、交通のひんぱんな道路ではやってはいけない、ことになっているので、一律に禁止ではなく、個々の判断にまかせるようになったのでしょうか。
まとめ
上記で説明した影響の他にも、怪我や環境の変化(海外移住等)、心境の変化等、人は1年あれば多く変わり得ます。
特にオリンピックに出るような若い方であれば尚更ではないでしょうか。
オリンピックを目指さずに、ストリートスケーターとして活動している瀬尻稜さんも、yhaooニュースのインタビューで、「オリンピックを目指しても良かったかなって思うこともあります」と心境の変化を口にしていらっしゃいましたね。
1年もあれば、スケーターはスキルや調子だけでなく、心も変わるのです。
ちなみに私は、オリンピックを目指さずにストリートスケーターとして活動される瀬尻さんは、若いのにすでにカリスマ感があり、とてもカッコイイと感じています。
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