瀬尻稜のプロフィール
出身地:東京都練馬区
スタンス:レギュラー
生年月日:1996年12月11日
スポンサー:ELEMENT・ Red Bull・G-SHOCK ・ムラサキスポーツ・Emerica etc
日本人で初めてStreet Leagueに出場し、日本と世界をスキル一本でつなげたパイオニアスケーターです。
5歳でスケートを始めてスケート歴は2018年現在17年目。幼い頃からAJSA(日本スケートボード協会)のコンテストに出場し、途中からは国内の出る大会すべてを優勝していました。おそらく何十連勝もしていたと思います。
2013年の世界大会では、日本人で初優勝したかと思えばそのまま3連勝を飾り、当時世界では日本人スケーターと言えば「RYO」という雰囲気さえ感じました。ちなみにコンテスト中MCに「リョー」ではなく「リオ」と呼ばれていましたね。
2013年の世界大会の映像です↓
うーんかっこいい。反則だよっていうくらいのスタイルとキレですね。何を食べればこの動きは手に入るのでしょうか。一見簡単にメイクしているような、まるで努力していないように見せる動きもとてもかっこいい。
僕が初めて彼を見たときは10年以上前に東北の寒河江スケートパークで行われたAJSAコンテストで、まだ小さな少年でしたがそこで優勝してました。すごい少年だなと思いましたが、ここまで化けるとは誰も想像していなかったのではないでしょうか。
滑りの特徴
ハンドレールを得意とし、レギュラーよりスイッチスタンスが得意なようです。彼はハンドレールにスイッチで入ることができる数少ない日本人です。
ビッグトリックの中にもテクニカルな部分を取り入れ、スイッチで回してハンドレールに入るという、当時日本人では誰もやっていなかったトリックの草分け的存在であると思います。持ち技トリックを外さないという特徴があるのでスケートゲームも強いでしょうね。
彼が出演しているテレビ番組で海外で撮影を行っている場面がありました。トリックを何度もトライし丸一日かけて撮影するタイプではなく、危険なスポットでも気持ちを入れて一発で撮影を終了させるやり方を得意とします。
パークでの滑りをそのままストリートでも出せる日本人離れした才能の持ち主。天才です。
スタイル
スケボーがオリンピック競技に決まったとき、彼は候補選手?を代表してテレビに出ていました。その時「まずはスケボーを楽しんでやりたい」ということを強調していましたね。
それを聞いて、昔スノーボードの國母選手が「オリンピックは自分の中では数ある大会のうちの一つで、別に特別な大会じゃない」と言っていたことを思い出しました。それと同じ印象を彼から受けました。
プロになりモデルデッキを出すことを目指しつつ、同時に世界一スケートボードを楽しむスケーターを目指しているような感じです。
スポンサーを変えない
あと彼はトップスケーターにはめずらしくスポンサーをコロコロ変えません。彼ほどのスケーターであれば色んな所から声がかかりそうですが、幼い頃からずっと同じスポンサーに在籍しています。
変わったのはesがなくなったときemericaになったのと、時計がnixonからG-SHOCKになったくらいではないでしょうか。つまり彼はかなりスポンサーに貢献している数少ない日本人スケーターとも言えます。
スケート業界には「え?あの人もうチームやめたの!?」って結構頻繁にあります。その他のスポーツ業界にはあまりないですけど、スケート業界は金銭の発生も少なく、辞める時にこじれることも少ないことが原因なのでしょうか。それともスケーターのやんちゃな気質が原因?(笑)
今後の予想
今では彼はオリンピック候補選手としては名前が上がらなくなりました。今でも映像を見るたびに成長している彼がなぜ候補として上がらなくなったかというと、彼自身のスケートボードに対する姿勢がオリンピックとは合わなかったからじゃないでしょうか。これは彼だけではなく、日本のトップスケーター全員に感じる流れでもありますが。
そもそもElement japanのニュータイトルはストリートの映像ばかりでしょうし、ストリートで滑ったら日本ではオリンピック候補選手にはなれないそうですからね。
オリンピックで彼を見れないのは残念ですが、そこも含めて信念を曲げないスケーターとして尊敬します。 Element のニュータイトル「Far East Flow」とても楽しみですね☆
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