スケボーがオリンピックに決定して以来、ストリートリーグがオリンピックの出場枠を決めるポイントを付与したり、スケーターに赤切符を切った警察署が公式に「スケボーは五輪種目になるほどのメジャーなスポーツ」とコメントしたりと話題に事欠きませんね。
オリンピックに絡み、西村アオリさんのストリートリーグでのヘルメット着用義務も話題となりました。
今のところちょっとネガティブなニュースが目立ちます。しかしその反面、木下グループやコカコーラなどがスケーターをサポートしたり、スケートパークが増えたり(オリンピック効果なのかは未知数)と、少しずつ良い面も出てきていると捉えて良いのでしょうか。
まぁスケボーがオリンピックになったからといって、私たち普通のスケーターは何も変わりませんよね。
仲間と、スケボーできる時に、スケボー出来る場所で、スケボーをする。それだけです。それが変わってしまうのはオリンピック候補選手だけですから。
スケボーのチケット価格
少し前に、オリンピックで行われる競技のチケット価格が発表となりました。スケボーの価格はこのようになりました↓
スケボー(A席)
- 男子決勝11,500円・予選5,500円
- 女子決勝8,000円・予選4,000円
他の協議も一通り出ていましたが、スケボーは初競技と言うことも関係しているのか、かなり安い方です。ちなみにスケボーに似たジャンルとしてBMX(フリースタイル)は予選4,000円、決勝10,000円(男女とも)でした。
スケボーのチケット価格は男女に差があるんですね。私はチケット価格帯に男女差を設けて良いことを恥ずかしながら初めて知りました。私がざっと眺めてみた限り、価格差があるのはスケボーの他にバスケット、サッカー、ラグビー等でしたね。
この価格をどう捉えるか
そもそも私は「スケボーをお金を払って見る」という感覚が乏しい古い人間です。ビデオはもちろん別ですが。
しかしスケボー先進国のアメリカではストリートリーグ等の観戦チケットを購入してスケボー観戦するという文化がすでに根付いているようです。ちなみにストリートリーグのチケットはすぐに売り切れることもあり、超人気だそうですよ。
そういう意味ではお金を払ってコンテストを見るということに違和感を感じる私の感覚が古い、ということになりますが、ストリートリーグとオリンピックを同列に語れるかどうかは別問題であると考えます。
少なくとも全員がヘルメット着用であるなら、私はお金を払って見ようとは思わないかもしれません。
スケーターにとってたかがヘルメットはされどヘルメット、ナイジャヒューストンがヘルメットを被ってフリップをする姿を見たくないと思ってしまうのは、私自身が老害スケーターになりつつあるのではと、少々不安を覚えるところではあります。
若い人はナイジャがヘルメット被っているくらいでがっかりすることはないのかもしれませんからね。
オリンピックチケットを申込む?
私はおそらく申し込まないと思います。
今回のオリンピックにはAJSAさん(日本スケートボード協会)が深く関わっています。オリンピックのことだけでなく、プロ制度自体やHPのクオリティ、AJSAプロライダーのプロフィールの適当さ加減、候補ライダーのストリート禁止令等。
私はオリンピックが国内スケーターにとって良い方に転ぶ気がしません。
当然巨大な力が動く世界規模のイベントですからAJSAのみの力でどうこうという話ではないのかもしれませんが、「何を語るかより誰が語るか」の心情である私には、AJSAさんが窓口となっているオリンピックのスケボーには魅力を感じないというのが、正直なところです。
関連記事