インターネット上にはスケボーのオリンピック関連の記事が多くなってきましたね。少し検索してみると「強化合宿」や「コーチ」「監督」などと言った言葉もあります。
コーチは選手にフリップの足の抜き方やセクションの使い方を教えるのでしょうか。それは無理がありますよね。スケボーほど進化が早い競技はありませんから、昔滑っていた人が今のライダーにスケボーの何かを教えるということは不可能です。
強化合宿についてこんな記事も見つけました↓
合宿と言っても筋トレやマラソンなどではなく、やはり実戦形式の練習のようですが、
コーチ陣は機を見て指導をするが、アドバイスを送る程度で、頭ごなしに指示を出すことはない。
とありますが、機を見て指導なんかできるわけはありません。
合宿やコーチなんかいらないと思う理由
JOCの規定上監督やコーチは必ず選任しないといけないのでしょう。しかしその選任もせめて現役の時にスケーターの第一人者であった人を選ばないと意味はない気がします。
野球は星野監督、柔道は井上康生監督、スノーボードは青野令さんなど、他の競技ではコーチや監督は現役時代数々の大会やオリンピックに出場した実力者たちの中から選ばれています。しかしスケートボードは現役時代に名をはせた第一人者ではなく、AJSA(日本スケートボード協会)の中でパッと選んでいるような感じですね。
自分もスケート業界で長く仕事をしてきましたからそれなりの情報収集力は持っているつもりですが、監督やコーチ陣が現役時代実力者だったという情報を得ることはできませんでした。
初めてのオリンピックで色々と調整は難しいでしょうし、コーチや監督はもちろん技術面だけ教えるのではなく裏方の仕事も非常に多いと思います。
練習の日程やお金の使い方、遠征があるなら飛行機の手配など、多くの雑務をこなす必要もあると思います。しかし、技術面で教えられる人が一人もいない競技はスケボーだけです。それに技術だけでなくマナーのことなども、実力や実績あっての人から言われるのとそうでないのとでは受取り方も全然違うと思いますが。
まとめ
AJSA(日本スケートボード協会)はHPのプロ紹介でも、ある世界的ライダーのスポンサー欄にデッキブランドが二つ書いてあったり生年月日が違ったり、その年のサーキットがすでに始まっているのに選手の更新が去年のままされなかったりとお粗末なことが多々あります。
オリンピック関係団体であるならばせめて、自分達の手元にあり、自分達の裁量で更新できるHPくらいは正確な情報を伝えてほしいものです。
自分たちの手元にある情報ですら正確に伝えられない団体がオリンピックに選手を送ることなど、果たしてできるのでしょうか。 オリンピックには反対しているスケーターが多いと思いますが、個人的には賛成なだけにこれらの協会の動きにはとても残念ですね。挽回してほしいものです。
人のことはほっとけ!と言われる方もいるかもしれません、けどこれに関しては思うところは言っても良いでしょう。なぜならオリンピックは税金が使われますので。
ましてやAJSA側に税金の使い方をある程度決める権限も生まれてくるわけですよね。もっとちゃんとしましょうよ(笑)
とりあえずHPくらい、今時子供でもちゃんと更新できますから。
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