どうも。コストン太郎(@kostontaro)です。
今日は大好きスケートボードがオリンピック競技になったことについて、そのメリットとデメリットについて書きたいと思います。
なんでスケボーがオリンピック競技になったの?
まず、どうしてスケボーがオリンピックの正式種目になったかということなんですけど、IOC(国際オリンピック委員会)が決定したということ以外はわからないそうです。
IOCはスイスに本部があるようで、スイスではスケートボードは健全なスポーツの色が強いのでしょうか。少なくともアメリカではカッコ良いイメージはあっても「健全なスポーツ」というイメージはそんなにない気がするので。
いずれにせよ、誰かが言い出したことですが、それが誰なのかは不明です。
正式決定したことへのメリット
メリットは単純に環境が良くなることが想像されます。パークが増えたり、参入する企業が増えたりと、スケボーで食っていきたいスケーターが食いやすくなるということです。
世間からの煙たがられているイメージがクリーンになるということはそれを収入にするチャンスが増えたことを意味します。今は企業も世間的にクリーンなものにしかお金を使うことができない時代ですからね。
今はちょっとタバコを吸うシーンがアニメで流れるとクレームが入るらしいですよ。昔のスケーターはみんなタバコ吸ってましたけどね。
正式決定したことへのデメリット
スケーターにお金が流れやすくなるというのは、日本でプロ活動をしたい人間からすれば最高のメリットですが、それには当然最悪のデメリットも生み出します。
- ストリートでの規制
- 若手フルパートの機会損失
1.のストリート規制は、もうすでに始まっています。スケボーがテレビで取り上げられると、ネット上では「道路交通法違反だ!!」と批判が集まったようです。
こういう声が大きくなると規制が強くなり、警察の取り締まりも一層きびしくなります。
2.のフルパートの機会損失とは、ライダーを抱える代理店の社員から聞いたのですが、まずオリンピックの候補選手になることによってストリート(公道や禁止されている公園含め)でスケボーはしてはいけないそうです。
SNSにストリートで滑っている姿を見せようものなら誰かがオリンピック関係部署に通報するかもしれません。「候補選手が道路交通法違反と器物破損をしている」と。
そうなると日本という国ではもう選手を降板させるしかなくなるわけですね。ですから今のオリンピック候補選手はストリートでの映像をSNSにアップしていません。
逆に言うと今SNSにストリートの映像を挙げている人は、オリンピックに出る気がないことを意味しています。
これはかなりの機会損失です。御存知のとおり、スケボーはビッグトリッカーであればあるほど若い時にしかパートを残すことができません。中にはアンドリューレイノルズのような超人もいますが、基本的に若ければ若いほどその数をこなすことができます。
海外のプロになるにはフルパートは必須です。
すなわち、パートをあきらめるということは、少なくともその期間は海外のプロをあきらめることとほぼ同義となってしまいます。
今油ののっている若手が今後2.3年間パート撮影ができないなんて、非常にもったいない。それで無事にオリンピックに出れて金メダルが取れればよいですが、予選落ちしたら、もう若い時間は戻ってこないわけですから。
まとめ
オリンピック話が盛り上がりだしたときに名前が出ていた、瀬尻稜さんや堀米雄斗さん、池ケヤキさんは特に出る気がないということでしょうか。ストリートで滑りまくってますからね。もしくはどっちでもいい、くらいに考えているのでしょうか。
以前日刊スポーツの記事でも、池ケヤキさんが大会の優勝インタビューでオリンピックについて聞かれて「「出れたら、いいんちゃう」と関心は薄い。」と書かれていました。
そうなると池田大亮さんは確実に候補を狙いに来るでしょうね。彼のインスタグラムには国内ストリートの映像がでてきませんので。海外の映像はありますが、そこはどうなんでしょう。
個人的には池田大亮さんはオリンピックで滑る姿より、ストリートのフルパートで世界中をアッと驚かせる姿が見たいのですが、それは叶わないようですね。
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