また渋谷で事件です。
渋谷の“暴走スケボー”取り締まりを強化 路上ライブも(TOKYO MX) - Yahoo!ニュース
※ニュース掲載は終了しています
40代のスケーターがスケボーに乗っていて、過去に何度も警告を受けていたにも関わらず、ということで警察車両に乗せられ連行、結果的に書類送検されました。
容疑はいつものごとく「道路交通法違反」です。
スケボーの法律違反については過去に何度もこの情報館でも記事にしていますが、こうも頻繫に起こると、スケーターに対する「逮捕」や「書類送検」がかなり当たり前になってきていると改めて実感します。
これはとても怖いことです。
これからのスタンダードなのか
最近ではスケボーに対して「逮捕」や「書類送検」するハードルが非常に下がっています。
これはスケーターにとって非常に深刻な問題です。このように短期間で何回もニュースになるようだと、世間からの「公道でのスケボーが即犯罪行為」という認定も進んでしまうかもしれません。
そうなるとただでさえ肩身の狭かったスケーターがさらに世間の端っこにおいやられてしまう危険性があります。以前にも記事にしていますが、公道でのスケボーは決して「即」法律違反になるわけではありませんからね。
とはいってもストリートスケーターは今後さらなる注意が必要になったことは間違いありません。
スケボーは世間では完全にスポーツ認定されている
上記に張り付けたyahooニュースでは警察署の交通課が公式に「スケボーは五輪種目になるほどのメジャーなスポーツ」というコメントを出しています。
つまり世間では完全にスポーツ認定されている、と言っても過言ではないでしょう。これにより、ストリートスケーターは一層風当たりが強くなるかもしれません。スポーツ なんだからスポーツ施設(パーク)で滑ることしかあり得ないもの、という認識になると予想されますので。
僕はスケボーはどっちかというと、缶蹴りや鬼ごっこに近いものがあるとずっと思っていて、それに「カッコ良さやプライド、仲間の絆等が合わさったもの」という認識です。
このような事態になって改めて思う事ですが、世間の完全なるスポーツ認定は一抹の寂しさを感じてしまいますね。
オリンピックとの関係
これってスケボーがオリンピック種目に決定したからこのようなことが頻繁に起こるようになってしまったのでしょうか。
僕は個人的に、オリンピックとは関係なく時代の流れによって遅かれ早かれこのような事態は免れなかったと思っています。
しかしこの「遅かれ早かれ」という部分に関して言えば、警察の公式コメントから読み取ると、オリンピックが決定したことにより少しだけその「早かれ」が前倒しで来たように感じることもありますね。
まとめ
今回のことにより、改めて警察署のスケーター取り締まりの本気度が見えた気がします。もはや気のせいではありません。何より取り締まり時にテレビ局のカメラも入っています。
そろそろ警察密着24時に「スケボーの取締り」というコーナーが入りかねません。
少し前の「赤切符」の件でも今回の件でも、言えることは「警告を受けたらやらない」ということに尽きると思います。警察官は道路交通法違反の根拠となる「ここは交通のひんぱんな道路」であるという認識をスケーターに「警告」によって行います。
その警告の時点で終わりにすることが今後のストリートスケーターにとって大切なのは間違いありませんね。
それにしても、スケーターにとって悲しい出来事が多い年になってしまったなぁ。こんなに世界最高峰の幸福をもたらせてくれる遊びなのに。
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