年末ですね。
過去記事でも紹介したとおり、年末というのは自分のパートを作成しているスケーターにとっては「撮り時」ということになります。一年の間で最もセキュリティが甘くなるからですね。
過去記事↓
さて、今日はSNSでもたまに話題となる、初心者の方のオーリーに関する疑問を記事にしたいと思います。
そ れは「最初、オーリーは止まって練習した方がよいのか」ということですね。
徐々に考察していきましょう。
止まって練習は超最初だけで良い
もう答えからいきましょう。
オーリーというものに限らず、フラットトリックは全て、止まって練習する必要はありません。
厳密に言うと、止まって練習した方が良い人は、本当に「プッシュさえままならないくらい初心者」だけです。
ですから普通にデッキに乗れる人は「基本がどうたら」「最初は止まってやるものだ」「俺はこうしてた」などという教え魔アドバイスは特に真に受ける必要はありません。プッシュしながら練習してしまいましょう。
よくよく考えるとわかるのですが、例えば中級者くらいの人が初めてフロントフリップやトレフリップを練習するときに、止まって練習するのを見たことありますか?ありませんよね。
あれは、プッシュができる人が止まって練習することなど意味のないものだ、という事を中級者~は感覚的に理解しているからです。
寿司屋3年間の皿洗い
数年前でしょうか、とある有名人がプチ炎上した発言で、「寿司屋でやる3年間の皿洗い無意味」というものがありました。ちょっとうろ覚えで申し訳ありませんが、要は「3年間は皿洗いだけやって、寿司を握る練習はさせてもらえない」というのは、意味がないことをしている、ということだったと記憶しています。
私もこれに割と近い感覚をもっていて、「最初は止まってから練習するものだ」「オーリーが〇〇cmくらい飛べないとフリップの練習はしてはいけない」などというものは、ほぼ意味のないことだと思っています。
もう20年くらい前の話ですが、esの「menikmati」という一世を風靡したビデオが発売されました。その影響で当時、世界中でスイッチフリップというものがカッコいい認定され、急速に普及してきた中で、「レギュラーフリップを完璧にしないままスイッチフリップを練習するのは邪道だ」と言い始めた人がいましたね。
今ではこんなことを言う人はいないでしょうが、これはあきらかな間違いです。
レギュラーフリップが苦手なのにスイッチフリップが得意なスケーターはいくらでもいますし、自由なスケートボードにおいては、それが邪道であることも、カッコ悪いことでもなんでもありません。
瀬尻稜さんや戸枝義明さんらプロ達も、メインフリップは苦手だけど、スイッチフリップは大得意だったりしますからね。スケーターは細かいことは気にしてはいけません(笑)
まとめ
途中ちょっと話がズレたかもしれませんがまとめます。
初心者のオーリーは止まって練習した方がよいのか、という問題に関して、
答えは「NO」
ということになります。プッシュがままならないくらいの初心者は止まってから練習した方が良い場合もありますが、そもそもプッシュがままならないなら、プッシュを練習するべきですしね。
最終的なトリックのゴールは進みながらメイクすることです。止まってやるオーリーが例え1m飛べたとしても、進みながらやるオーリーで10cmしか飛べなかったら、それはトリックとは呼べません。
すでにプッシュができるあなたは、止まってやることと言えばオーリーの形を確認するくらいにとどめておいて、進みながらのオーリーをガンガン練習してしまいましょう。
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