コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

伝説のフルパートが今後生まれにくい理由

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 伝説のフルパートってありますよね。

 

 中学生とか高校生のような極端に若者でない限りスケーターは皆、各々の基準で「伝説のフルパート」と認識しているものがあるはずです。

 

 しかし、私は今後そのような伝説のフルパートは生まれにくいと考えています。

 

 今日はその理由についてを記事にしたいと思います。

 

伝説のフルパート一覧

  • PJ Ladd             【Wonderful Horrible Life】
  • Paul Rodriguez   【In Bloom】
  • Mike Mo              【LAKAI  Fully Flared】
  • Heath Kirchart    【Mind Field】
  • Eric Koston          【es  MENIKMATI】
  • Ronnie Creager   【es  MENIKMATI】
  • Sean Malto          【AND NOW】
  • Mark Appleyaed 【Realy sorry】

 

 上記で並べたのはどれも15年~20年前の作品です。おっさんのクセに少々若者?よりのチョイスにしてみました(笑)

 

 本当はキャロルとかジーノ、キャリスなんかも入れたいところですが、キリがないので。

 

 完全に私、コストン太郎の独断と偏見で選んだチョイスですが、異論を述べる方は少ないのではないでしょうか。それほど15年~20年前くらいは伝説と呼べるフルパートが数多く誕生しました。上記で並べたものはほんの一部です。

 

 皆さん、本当にもうテープが擦り切れるほど見たと思います。

 

 しかし「ここ5年の間に生まれた伝説のフルパートと言えば?」と言われたら、ちょっと考えてから答えると思うんですよね。

 

同じ日本人として堀米雄斗さんのApril PRO PARTはすぐにでると思うのですが。

 

伝説のフルパートが生まれにくい時代

 なぜ今後は伝説のフルパートが生まれにくいのか。

 

 それは時代です。

 

 スマホの台頭により、世界中のトッププロの最新情報が数分おきに入ってくる現代においてはスケートボードのパートというものは基本流し見であり、一瞬で消費し、無限のネット情報の中の一つとして埋もれてしまいます。

 

 このようにすぐに新しいフッテージがバンバン目に入ってくる時代においては、一つのパートが深く心に刻まれるという状況が非常に生まれにくいわけですね。

 

 そういう意味では今の若いスケーターは苦労してフルパートを出しても見られにくいというのはかわいそうですよね。

 

 以前は当然SNSもなければスマホもなかった時代ですから、プロのフルパートというものは非常に希少価値がありました。

 

 何か月も前から発売日を楽しみにし、ショップにビデオを買いに行き、ドキドキしながらテレビデオにテープを差し込み、正座をして見る。

 

 そしてそのフルパートはスケーターの記憶と心に深く刻まれることにより、伝説のフルパートとなったのです。

 

まとめ

 昔は「〇〇が〇〇をやっていたカーブ」「〇〇が〇〇で飛んでいたステア」というだけでそのスポットと状況がすぐに頭に鮮明に浮かんだものです。

 

 今はちょっとそのような状況は考えにくいですよね。とにかく最新の情報が無限に目に入ってきますから、一つ一つを記憶することは不可能です。

 

 そのような時代ということもあり、トリックの難易度やカメラの精度はどんどん高くなっているにも関わらずフルパートが見られにくい昨今においては、フルパートを作ろうというスケーターの気迫自体も薄れていくのではないか、という危惧もあります。

 

 全てのスケーターがそうだと思いますが、フルパートというものはやはりSNSにはない特別感が確かにありますから、フルパートの衰退という悲しい状況にはならないでほしいと感じています。

 

 

 

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