スケボーは怪我とは切っても切れない関係です。
遊びの要素が圧倒的に強いスケボーですが、そこらへんのスポーツより全然怪我をします。我々スケーターは遊びに対して本気度が高すぎるんですよね(笑)
当情報館でも幾度となく怪我に関する記事は書いてきましたが、今日は「スケボーにおいて怪我をしやすい場面」というものを紹介したいと思います。怪我をしやすい「状況」と言ってもいいかもしれないですね。
自分超えトリックの挑戦
これがもうダントツ1番だと思います。
私が見てきた怪我をする瞬間でダントツで一番多かったのが、そのスケーターが自らのレベルを超えようとしている時です。
例えば
- 生まれて初めてステアを飛ぶ
- 自分のスキルではギリギリだと思われる大きさのレールに入る
- コンテスト中観客の声援にブチ上がり、天井的な高いところからドロップする
- セキュリティをかわすために早いメイクが求められ、ほぼアップなしで突っ込む
このように、自らのレベルを気持ちで乗り越えようとしたとき、怪我というものは一番起こりやすいです。
何か新しいことにトライする際に自らが感じている恐怖心というものは、割と適正に感じているはずです。そこには過大であるとか、過小であるということはあまり存在せず、自らのスキルに合わせた恐怖心があなたを襲っているはずです。
それほど【人の感覚】というものは優秀です。
ですから「〇〇は簡単にやっていたので自分も出来るはずだ!」というのはちょっと自らが取るリスクとしては割と大きめではないかと思います。
ではなぜ人は、わざわざ恐怖心を押し殺してまで危ないことをするのかというと、リスクと感動は表裏一体であるからです。
リスクを取り、自らのレベルを超えた先にたどり着いたゴールの方が感動が大きいというのが世の中というものであり、それはスケボーも例外ではないということですね。
とても暑い日や寒い日
去年の夏はとても記録的な猛暑でしたよね。今年もすごそうです。
私の経験上、超真夏や超真冬、は怪我をしやすいです。どちらかと言えば以外かもしれませんが、真夏の方が多めでしょうか。あくまで私の主観ですが。
とにかく人が不快に感じる外気温というものはスケーターのパフォーマンスを著しく下げます。それは身体的な問題だけではなく、精神的にもです。
その精神的に集中していない、いや、集中できない気温の中でのスケボーはやはり怪我をしやすい状況であることは間違いありません。
ちなみに私が見て来た気温系で一番多かった怪我の状況は、真夏の足首グリッチョです。路面も暑さで柔らかくなってしまうような素材のスケートパークもたまにありますからね。※路面が柔らかいとグリップが効きすぎ、捻挫しやすくなります
気持ちが乗らないとき
自由なはずのスケートボード。いつやってもいいし、いつ辞めてもいいんです。
しかしごくまれに「あまり気が乗らないけどパークに行けば気分上がるかな?」と気持ちが乗っていないのに無理やりスケボーをしに行く、という状況は誰しもが経験があるのではないでしょうか。
行けば楽しくなるかも?ということを期待するのは同じスケーターとして本当に良く分かります。
もちろん行けば楽しくなることもありますが、行ってもやっぱりあんまり気分が乗らないこともあるわけです。
そんな時にやる気がないのにダラダラと楽しくなさそうにデッキを弾いていると、急にグリッとやってしまうことがあります。私自身この状況を2、3回は経験したと思いますね。
後悔とか悔しい思い、というのは地味にこのパターンが一番大きかったります。スケボーを中途半端にふざけてやっていたことに対する罰的な感じがして、精神的にもつらくなったりしますね。
まとめ
怪我をする状況というのはもちろん十人十色です。
し かし、本記事では上記3つを紹介しましたが、長くスケボーをやっている人でこの状況が一つもなかった、という人はいないのではないでしょうか。
「この3つが怪我をしやすい」と少し頭の隅に入れておくだけで、回避できる怪我があるかもしれません。特に3つ目の「気持ちが乗らないとき」に関しては自らのスキルは関係なく、気持ちだけで回避できるものですから、ぜひ気を付けてくださいね。
怪我をするとこんな最高の乗り物に数か月乗ることができなくなってしまうこともザラですから、日々注意して楽しみたいものです。
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