昔はスケーターも全然少なくて、さらにwebなんかもなかったし、スケボーの雑誌の数も非常に少なかったです。
それはどういうことを意味するかと言うと、スキル関係なしにスケーターというだけで雑誌に載れるチャンスが多かったということです。
スケーターも少ない、媒体も少ない、では当然そうなりますよね。何十ページにわたって1人のスケーターの写真ばっかり載せるわけにはいかないので、必然的にヘタクソであっても雑誌から声がかかる時代があったということです。
過去の栄光が忘れられない
スポーツではプレーヤーの数もスケボーとは比べ物にならないので、こんなことは少ないと思います。しかしスケボーでは上記のような理由により、ピックアップされるチャンスが多くありました。
そのピックアップを自分の実力であると勘違いしてしまうとモノ申す老害になってしまい、将来必ず嫌われるおっさんスケーターになってしまいますので注意が必要です。
でも不思議なもので上手かったスケーターほど過去の栄光に引っ張られない傾向があるんですよね。モノ申す老害の方達は総じて若い時そんなに上手くなかったことが多いです。
子供に対してもそうです。「とーちゃんは昔雑誌とかビデオに出てすごかったんだぞ~」なんて言ったら子供はうれしくなってついつい学校で「うちのとーちゃんは芸能人だったんだよー」なんて言っちゃったら?後で恥ずかしくなるのは子供です。
僕もスケーターの絶対数が少なかった時代にスキルがなかったにも関わらず雑誌に載せてもらったことがありますが、もちろん子供達にはちゃんと「とーちゃんはヘタクソだったけど載せてもらえたんだよ」と正直に話しています。そこには嘘をつく必要もありませんので。
若者は頭が良い
若者は僕らおっさん達よりはるかに頭が良いです。それはスケーターでも同じで、僕らおっさんができることは黙ってギアを買ってあげたり旅費のお金を出してやることくらいですよね。
今の若いスケーター達には将来、頭脳も、スキルも、そして経験でさえも、全て若者にはかなわないことをちゃんと認められるおっさんスケーターになってほしいものです。
じゃないとスケボーの怖いところで、いくつになっても滑りではなく口で若者のケツを叩いてしまうような大人になってしまいかねないので。まぁ今の若者はそういうイタイおっさんスケーターをちゃんと冷静に見ているから大丈夫だとは思いますが。
まとめ
スケボーと言うのは小学生から40歳を越えたおっさんまで、全員が楽しめる遊びです。世代を超えて平等に楽しめるし、10代とおっさんが同じ仲間になれる遊びは他にはないと思います。
普通10代とおっさんだったら「コーチと生徒」ですからね。しかしケボーでは「仲間」でOKなわけです。
それこそがスケボーの最大の魅力であることを忘れないようにしないと、相手が若いからという理由で自分の方が上であるかのように勘違いしてしまい、自らそのスケボーの魅力を踏みにじっていることに他なりません。
最近オリンピックの台頭などで、少し感じていることを記事にしてみました。
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