以前記事にも書きましたが、私は定期的にAJSAのHPにある掲示板を見ています。
AJSAのスケートボードは現在スポーツ的な要素が非常に色濃く、そのようなスポーツであるスケートボードがどのような現況なのか、どのような方々がどのような思いでいるのか、ということがその掲示板で垣間見えるからです。
しかし、ネットに書き込みをするという方の方が少数だと思いますし、これはその大きな側面のほんの一部であり、それが大半の意見ではないことは承知の上で、興味深くたまにのぞいております。
親の書き込みが多すぎる
まずびっくりするのが、親の書き込みが多すぎるということです。
自ら「親です」と書き込んでいる方も多く、文面からも「親だろうな」という文章ばかりです。以下一部抜粋します。
「金銭的に余裕あり、いつも練習できる人はいいですが、そんなにパーク代にお金を払う余裕がない人もいるわけで。
駐車料金も上限なくかかるパークもありますし、パーク代も時間単位だったり、一日券を買えばそれなりに高かったりするので、大会会場がそういう場所だと困ります。
本当に実力がある人は、その会場で練習しなくても本場実力発揮できるかもしれませんが、だいたいが毎日通って、場所に慣れて、みたいな感じでやってると思うんですよ。」
「ライバルに虚偽の申請で練習行かれても、地元で質も量も『倍』の練習をして見返してやればいいじゃないですか。
私だったらそうさせます(子が納得の上で)
最後に..経済的余裕や大人のつながりでAJSAの大会結果に比例もしません。私はしばらくの間、夜アルバイトもしました(笑)
先ほど書いたように負けて悔しいのなら、そんなライバルに勝つための技を磨けばいいのです。」
本当に変わりましたねスケートボードって。
子供より親の方が本気です。余計なお世話かもしれませんが、少々干渉しすぎではないでしょうか。
それともこれを野球やサッカーなど、普通のスポーツに置き換えれば普通なのでしょうか。
私達のようなちょっと昔のスケーターは、親に「スケボーなんかするな!!」と怒られながらコソコソとやっていたのが当たり前でしたから、その先入観がどうも拭いきれず、このように親がスケボーに干渉してくるなど、到底考えられず、違和感がすごいわけです。
「倍の練習をして見返してやればいいじゃないですか、私ならそうさせます(子が納得の上で)」
なんかは、まるで自分が練習するかのように言っておられますが、自らは重ねコーン飛べるんでしょうか。
過干渉の弊害
ハッキリ申し上げて、親が子のスケートボードに干渉しすぎて良いことは一つもありません。
「あそこの親怒鳴ってて怖い」「あの親干渉しすぎ」「あの親偉そうだけど、自分はオーリーできるの?」
このようにパークで言われ、結果的に損をするのは完全に子供です。
親の悪口をパークで言われてうれしい子供はいません。そんなこと、言われなくしてあげましょうよ。我々親にはそれができます。干渉しすぎなければ良いだけです。
以前パークで怒鳴っている親を見たことがありますが、怒鳴っていた本人はどうみてもデッキに乗れる感じではありませんでした。
しかもすごいのはそのアドバイス?が「もっと強く踏めって言っただろ!!」などと言う、少々意味不明なアドバイスだったんですよね。
お父さん、強く踏んで上手くなれるなら、私たちスケーターは苦労しません。
まとめ
そうは言っても子供が小さければ旅費やギア購入のお金、さらにはパークまでの送り迎えに親の力が必要なこともあるでしょう。
しかし我々親ができることって、子供にだまって舞台を用意してあげることだと思います。金銭的なケアも含めて。
私の個人的な意見ですが、「金を出すから口も出させろ」はちょっとカッコ悪くないですかね。
ちなみに子供の為にもっとも今すぐできることは、AJSAの掲示板に長々とコメントを書かないことではないでしょうか。
「カッコイイ親子を目指しましょう!!」
という書き込みもありましたが、書き込んでいる時点で、カッコイイ親子を目指すのは難しいかもしれません。
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