今日はスケボー不思議の一つ「ノーズグラインド」にせまってみたいと思います。
ノーズグラインドについてですが、ノーズを前につくものと、まるでマニュアルかのように前がまったくつかないものがありますよね。
この二つの違いやメイクに関する見解を検証したいと思います。
フロントサイドとバックサイドの違い
カーブとレール、にも違いが出てくるのですがそれは後述、まずはフロントサイドとバックサイドの違いについて述べます。
答えから言うと、フロントサイドノーズグラインドもバックサイドノーズグラインドも前(ノーズ)をつかない方がイケてる。しかしフロントに関しては当て逃げの場合、ついてもOKです。
ちょっと長くなりましたね(笑)
これは教科書のようにどこかに書いてあるわけではなく、世界的な流れやスケーター全体の雰囲気です。
特にカーブなんかで長く流す場合はノーズをつかずにマニュアルのようにメイクすることは必須となります。ず~っとノーズを引きずったままノーズグラインドを流すことはダサい認定される恐れもありますので注意が必要です。
バックサイドについては、当て逃げのような短いグラインドでも、長く流す場合でも、どちらにせよ必ずノーズはつかないようにした方が良いです。こんな感じで↓
所詮スケボーの世界はイケてるかイケてないかの世界ですから、よりイケてるメイクをした方が良いですよね。
レールについて
上記では基本的にカーブについてのノーズグラインドの説明ですが、レールとなると少々勝手が違います。
レールにおけるノーズグラインドはフロントやバックに関わらず、前(ノーズ)をついてもOKです。不思議ですよねスケボーって(笑)
と言いますか、角レールはともかく、丸レールではマニュアルのように前をつかずにグラインドすることは物理的に不可能ですからね(当て逃げ以外)。
このような基準はいつ定まった?
これらの説明を総合すると、とにかくカーブなんかでノーズグラインドをする時は、フロント・バックに関わらず前(ノーズ)はつかない方がカッコ良い、と言うことになります。とにかくマニュアルのようにノーズは浮かせてグラインドしとけば間違いないです。
ではいつからノーズグラインドに対してこのような基準が定まったのでしょうか。
約20年程前、2000年前後でしょうか、コルト・キャノンというエレメントやサーカのプロだった天才カナダ人スケーターがいました。
病気を患い引退しましたが、彼は「ノーズグラインドはマニュアルのように前がつかない方がカッコ良いんだ!」と世界中に浸透させたパイオニアでした。
ちょっと写真が見つかりませんでしたが、めちゃくちゃデカい角ハンドレールでもマニュアルのようなノーズグラインドでメイクするその姿は当時とても印象的でしたね。
このようにスケボーの世界では、流行りトリックというものがある時期に誰かの手によって作り出されることがたびたびあります。360°ポップをシェーンオニールが流行らせたように。
まとめ
そもそもノーズグラインドがなぜ前をつかない方がよりイケてる認定されているかというと、それは
「ノーズをつかないことでKグラインドとの区別化がより鮮明」
ということが言えます。
ここで先程の「バックサイドは絶対ついてはダメ」につながってくるわけですね。バックサイドノーズグラインドで前をついてしまうと、ハッキリ言ってKグラインドとの区別がつきません。
「あれ?いまのノーグラ?Kグラ?どっち?」となるのが一番ダサい認定されたりするんですよね。
とにかく、ノーズグラインドは前(ノーズ)をつかない方が良いです。しかし当て逃げのフロントサイドノーズグラインドだけは例外的にOK、ということですね。
フルパートにノーズグラインドを入れる方は参考にしていただければと思います。
最後にコルトキャノンのパートをどうぞ。注目すべきは4:25。
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