コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

流行りトリックとそれを生んだスケーター【その①】

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スケボーはその時代によって流れ、流行りというものが確実に存在します。

  

 80年代のテクニカルトリックな時代、90年代のハンマートリックの時代、2000年代からはいかにクリーンにメイクするか、の完成度の時代。

 

 このような大まかな流行りをもう少し細分化してみると、トリック単位でもその時代の流行りと言うものがあります。

 

 その【流行り】を生むスケーターがのちのレジェンドと呼ばれたり、後世に名を残すことが非常に多いのがスケートボードの歴史です。

 

ではどんな流行りトリックがあり、そしてそれは誰が生んだのでしょうか。

 

ノーリーヒールフリップノーズスライド

 あえてヒールフリップとしてみましたが、キックフリップでも流行り、と言えるくらい今ではスタンダードなトリックですよね。

 

 なぜあえてヒールにしたかと言うと、ノーリーからのフリップトリックが流行り出したのは、ヒールフリップが原点だからです。

 

 それは1999年「the chocolate tour」というchocolateのビデオにて、エリックコストンがラストトリックで披露したのがハンドレールにおけるノーリーヒールフリップノーズスライドでした。

 

 当時「え?なにこれ???」というほどの衝撃と、その複雑なトリックに困惑にも似た感情が世界を包みました。これは大袈裟でなく、当時本当にそのような感情が世界を包んだのです。それほど当時は世界が震撼したトリックでした。

 

 ここからヒールだけではなく、ノーリーキックフリップノーズスライドへと波及していきます。コストンはヒールの方が得意だったようですね。

 

 ちなみに私の記憶では、ノーリーキックフリップのノーズスライドをハンドレールの規模でやり出したのはハビタットのダニー・ガルシアというスケーターだったように思います。

 

スイッチキックフリップ

 ちょっと賛否両論あるかもしれませんが、私はこのトリックを流行らせたのはesの「menikmati」のトップバッターであるアート・サーリがやったギャップでのスイッチフリップが流行りの原点であると思います。

 

 このビデオ後、急にスイッチフリップってカッコイイ!!という雰囲気が充満し、世界中のビデオでスイッチフリップが大量生産されました。

 

 実際私も私の友人たちも、アートサーリを見てすぐにスイッチフリップの練習を始めた口です(笑) 

 

横回転のハードフリップ

 これはあのカリスマ、アントワンディクソンのデビュー作でもあり、当時爆発的が人気作品となった「baker3」でブライアン・ハーマンが披露したものです。

 

 それ以降ハードフリップは横回転であればあるほどカッコイイ!とでも言うかのように、ハードフリップは縦回転から横回転へと切り替わりました。

 

 それはもう世界中で一斉に「今日からみんな横回転ね~」と大号令がかかったかように横回転以外を見なくなったほどです。

 

ちょっとマニアックなところでいうと、ウェイド・ディザルモというカナダの人気プロ スケーターがまだ無名の頃、baker3より前に自身のフルパートで完全な横回転ハードフリップを披露していました。

 

もしかしたらそのハードフリップをお手本としたスケーターもいるかもしれません。

 

まとめ

今日は流行りトリックとそれを生んだスケーターを3名ほど紹介しました。

 

 今日紹介したのは、エリックコストン、アートサーリ、ブライアンハーマン、の3人ですが、いずれも時代を築いた名プロスケーターですよね。レジェンドと言っても良いでしょう。

 

 やはり、スキル、スタイル、ファッション等、スケボーの人気要素は様々あれど、流行りを作り出したスケーターというのは伝説になるものなのです。

 

 最近では堀米さんの【ノーリーバックサイド270ノーズスライド】。今非常に流行りが来てる気がするのは私だけでしょうか?

 

  ついに日本人が世界の流行りを作りだすのか、とても楽しみです。 

 

 

 

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