コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

流しやすいトリックと流しにくいトリックの差とは

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 グラインドトリックとスライドトリックには「流しやすいもの」「流しにくいもの」があります。距離的なことですね。

 

 しかもそれらは個人差が少なく、大体のスケーターが一律にこのトリックは流しやすい、流しにくい、ということが言えます。

 

 これらは得意、不得意の差が激しいスケボーのトリックにしてはめずらしい現象だと言えるかもしれません。

 

 では、これら流しにくいトリックとそうでないトリックとはどのようなものでしょうか。さらに、そこにあまり個人差が見られない理由としてはどのようなことが考えられるのでしょうか。

 

まずトリックを分けてみましょう。

 

流しやすいトリック

  • バックサイドノーズスライド
  • バックサイドKグラインド
  • 50-50
  • 5-0
  • フロントサイドテールスライド
  • バックサイドフィーブル

 

 5-0、フロントテールなんかはトリック自体の得意・不得意がありますが、得意とまではいかなくても、苦手でなければ比較的流すことができるトリックです。ここではレールではなくカーブに関してですが。

 

 バックサイドノーズスライドに関してはもう世界共通で流しやすいトリックと言えますよね。ビデオで、緩やかなレッジなんかでガーッと流している映像は誰しもが見たことがあるのではないでしょうか。

 

流しにくいトリック

  • フロントサイドKグラインド
  • バックサイドテールスライド
  • スミスグラインド(カーブでの)
  • フロントサイドフィーブル
  • フロントサイドノーズスライド

 

スミスグラインドに関してはレールでは比較的流しやすいという特徴があります。

 

 これはスミスの特徴としてレール時においてはウィールが対象物に乗らないからです。カーブの時はウィールがカーブに乗ってしまうので、そのウィールの回転によってカーブから押し出されてしまう力(無理矢理カーブからおろされてしまうようなイメージ)が加わってしまう為、流しにくいのです。

 

上手さのバロメーター

 フロントKとバックテールに関してはもはや、「流せるだけでスケボーが上手い」と言っても良いくらい、上手さのバロメーターです。それほど流すことが高難度なトリックなんですね。

 

 例えば、ノーズスライドが得意で流すことができても、それだけでスケボーが全体的に上手いとは言えませんよね。

 

 しかし、フロントKやバックテールを流すということは、スケボーの根幹を成す部分(つまり才能)が優れていないとできる芸当ではなく、上手さのバロメーターとして申し分ないトリックであると言えます。

 

 ちなみにバックテールを流す達人としてはCHOCOLATEのケニー・アンダーソンがすぐに思いつきますね(年齢がバレる 笑)。彼はバックテールをまるでノーズスライドのような感覚で流した初めてのスケーターではないでしょうか。

 

 これですね↓f:id:kostontaro:20190928110922j:plain

 

なぜ流しにくいのか

 ではなぜ、フロントKやバックテールは流しにくいのでしょうか。

 

 私はそれは人間の構造的な部分が大きいと考えています。

 

 人間は「後ろ向きより前向きの方が進みやすい」「フロントノーズスライドは踏ん張りが効きにくい体制(バックサイドは効きやすい)」等々、体の構造的なものが影響する運動特徴とも言うべきものがあります。

 

 つまりフロントKなんかは踏ん張りが効きにくいし、後ろ向きで滑るし最悪ということですね(笑)

 

 その人間の構造的な部分を補うほどの才能あるものが、フロントKやフロントノーズスライド、バックテール等を流すことができるということです。

 

 ショーンマルト、ジェイミーフォイ、ポールハート、トリーパドウィル、本橋瞭、言わずもがな天才ばかりですよね。

 

 まとめ

 まとめると、フロントKもバックテールも当て逃げが精いっぱいの私は凡人であるということです(笑)

 

 二つともめちゃくちゃ憧れのトリックで、若い頃日が暮れるまでずっと練習していましたが、私の場合、努力が実ることはなかったですね。何とかメイクだけは出来るようになりましたが。

 

 以前はこれら「流しにくいトリック」というものは国内において駆使するスケーターはほぼいませんでしたが、最近では本橋瞭さんや奥野健也さんなど、海外に引けを取らない完成度を披露する国内スケーターも増えてきました。

 

 ハンドレールでバックテールやフロントKをポンポン連発する映像が国内で見られる日もそう遠くないのかもしれません。

 

 

 

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