photo by murasaki sports ofiical
出身:神奈川県
スタンス:グーフィー
生年月日:2001年11月3日
スポンサー:DC Shoes・Blind Skateboards・Andale Bearings・Grizzly Griptape VENTURE TRUCKS・ムラサキスポーツ
5歳からスケボーに目覚め、若干17歳でBlindのワールドチームに抜擢され、2019年においてはSLS LOSANGELES6位、Damn Am Japan優勝、ARK LEAGUE優勝など、爆発的な活躍を見せたスケーターです。
国内において注目株という意味では、大衆的には堀米さんなのは間違いありませんが、スケーターの中ではもしかしたら現在最も注目を集めるスケーターかもしれません。それほど急に頭角を現したようなイメージです。
彼も神奈川出身。湘南だけでなく、もはや神奈川県全体がスケーターのレベルが高いと感じます。
今回Berricsから「Time Change」というフルパートを出したことによって、今までのコンテストキラーというイメージを一新、ストリートにおいても世界で通用することを証明し、世界中がその滑りに驚いたでしょう。
滑りの特徴
彼はとにかくオリジナリティあふれるスケーターです。
世界で通用するほどのスキルでありながらオリジナリティを持つスケーターは、国内から生まれることは少ないのですが、彼はそれの最たるものです。
誰にも真似できない180°系トリックや360°系を武器に、それは海外スポットでトリックレコードを更新してしまうほどです。
彼はカーブにフロントサイドから入ってフロント180°をし、グラインドをかけることができます。つまり通常とは逆に180°で回りつつカーブにグラインドをかけるわけです。
このトリックは古くは若き日のマーク・スチュウやブランドン・ウエストゲイトなどが駆使したトリックですね。
分かりやすい動画がBerricsのbangin!でありました。これの最初のラインの二つ目のトリックです。この場合なんとノーズグラインド。もう意味がわかりませんね。
このトリックが世に出てきたときは「え!?そっちに回るの!?」と驚愕したものです。 いつの時代もスケボーは「裏切り」や「意外性」というものが人を惹きつけるということなのでしょう。
彼が他と違うのはそのトリックをカーブではなく、ハンドレールや巨大レッジでもアタックするところ。
その180°は非常に軽く、まるでスノーボードのように足とデッキがくっついているかのような完成度です。まぁこのような完成度がないと逆180°からのグラインドなどできるわけがないのですが。
才能がないと出来ないトリックを駆使
私は以前才能がないと出来ないトリックという記事を書きました。
その時にこのトリックは紹介してはいなかったのですが、この逆180°からのグラインドトリックも才能がないと出来ないトリックの最たるものです。このトリックの名前が何というのかちょっとわかりませんが。(誰か教えてください 笑)
つまり当たり前の話ですが「白井さんは天才である」ということですね。まぁSLSに出ている時点で天才だということは分かりきっていることなんですけどね(笑)
スケボーと言うものはその全てにおいて複雑怪奇ですが、時に「このトリックができたら才能がある」というある意味単純な指標と言うものも確かに存在します。
ちなみにノーハンドの360°も才能がないと出来ないトリックですが、彼は360°回りながらデッキを540°回してのりますからね(笑)。ガゼルフリップ?なんてそうですが。もうわけがわからない世界です。
まとめ
2019年現在、驚くことに彼はまだ17歳。この完成度で実はまだ粗削りとも言えます。末恐ろしい。
この才能あふれるトリックに、今後さらに動きや完成度、雰囲気やライフスタイルが洗練され、いずれはプロへの道を歩んでいくのでしょう。
ビッグトリックもこなすスタイルですから、怪我にだけは十分注意して、我々に夢を見せて欲しいですね。今後もさらに注目です。
先日公開されたフルパートをどうぞ。
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