コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

スケボーにおいて才能がないとできないトリックとは

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スケボーのトリックというものは人によって何が得意かは多種多様です。

 

 才能がある人というのはその得意なトリックがやたら多かったり、またその得意トリックがどんな大きいスポットでもできたりします。

 

 回しで言うならトレフリップ、カーブで言うならKグラインンドなんかは得意な人は多いんじゃないでしょうか。シンプルでカッコよく、誰もが試行錯誤してモノにしようとするトリックであるが故かもしれませんが。

 

 私は長年スケボーを見てきましたが、数あるトリックの中で才能がないとできないトリックと言うものが存在します。それはどんなトリックでしょうか。

 

 ここではオーソドックスでない複合トリック等は省きます。複合トリックに至って話を広げていくとキリがありませんからね。

 

 あらかじめ断っておきますが、これは当然私の独断と偏見で考えだしたものです。そして、スケボーには必ず「例外」というものが存在し「〇〇はどうなんだ!?」というクレームは遠慮くださいますよう、よろしくお願いします(笑)

 

バックサイド360(ノーハンド)

ノーハンドでドライブがかからないバックサイド360です。

 

 スケボーは当然のごとく足とデッキはくっついていませんから、ノーハンドで回るこのトリックはデッキコントロールが出来る資質、つまり才能を要します。

 

 フラットなんかで足がデッキから離れず綺麗に360度回る人を見ると、そこには確かに努力以外の何かが見え隠れします。

 

 フロントサイド360に関しては基本体の内側に巻き込むトリックとなりますので、比較的デッキが体に付いてきやすく、やはりバックサイドの方が難しさは格段上です。

 

 バックサイド360が得意なスケーターと言えば浦友和さん、堀米雄斗さん、池田大亮さん、瀬尻稜さん、こう並べてみると改めて才能のオンパレードだということがわかると思います。

 

 海外で言うとジェフローリー、クリスコール、クリスジョスリン、うーん素晴らしい才能達ですね。

 

 

バックサイドノーズブラントスライド

ここで言うノーズブラントスライドとは、端が切れていないセクションに対して「途中イン」することを言います。つまりこんな感じ↓

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 端が切れている縁石などに真っすぐアタックして入るパターンは比較的出来るスケーターは多いですからね。しかしこのように「途中イン」になると急に難易度がマックスになります。

 

ちなみにこのトリックを世間に広く知らしめたのは間違いなくエリックコストンだと思います。

 

 2000年当時、世界を震撼させたesの「menikmati」において「こんなトリックがハンドレールでできるものなんだ」と、世界のスケボーのレベルを一つ上に上げたのが、トリを飾るエリックコストンのラストトリックバックサイドノーズブラント」でした。↓

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 今でも日本人でこのトリックを出来るスケーターは少なく、ストリートで出来るレベルの国内スケーターは池ケヤキさん、堀米雄斗さん、松尾裕幸さんくらいしか私は知りません。これまた才能の塊のような方たちですね。

 

 海外ではコストンの他にヒースカーチャート、ショーンマルト、ナイジャヒューストンなどが得意とするところです。

 

バックサイドフリップ(ステア)

  一見意外だと思った方もいるのではないでしょうか。ステアやギャップでやるバックサイドフリップです。

 

 つまりフラットで足元(デッキ)を見ながらやるものでなく、飛ぶ対象物を見ながらこのトリックができる人は才能がある人です。

 

 着地がスイッチになること、デッキだけでなく体も回すことにより、ステアでバックサイドフリップを完璧にこなす国内スケーターは非常に少数です。

 

 私の記憶にあるのは林正翔さん、北詰隆平さん、白井空さん等ですね。ステアなどの危険を伴うスポットにおいて、デッキを回すだけでなく体も一緒に回してメイクするというのは、やはり才能がある人間にしかたどり着ける領域ではないのかもしれません。

 

 まとめ

 もちろん「これらのトリックができるから才能がある」「これらのトリックができないから才能がない」とは一概には言えません。スケボーは「例外」や「意外性」がとても多い遊びですから。理屈では説明できないことが多々あります。

 

 しかし例えばこれら3つのトリックが全て出来る、というのは確実に才能があるスケーターです。あなたはいくつできますか?

 

 ちなみに私はスケート人生の中で1度だけ、バックサイドフリップだけはそれなりのステアで超奇跡的にメイクまでたどり着いたことがあります。

 

 「1度だけ」つまり自分の持ち技ではないということで、才能なしということになりますね(笑)

 

 

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