はい、私のことです(笑)
スケーターという人種は基本的に貧乏であることが多いです。しかしこの感覚も今の若者には当てはまらず一昔前、という感覚なのかもしれませんが、少なくとも私の周りでは今でもそうです。
貧乏と言うのは少し言葉に問題があるのかもしれませんが、悪く言えば貧乏、良く言えば宵越しの銭は持たず、といったところでしょうか。
ではなぜスケーターは宵越しの銭は持たない、常に金がねぇ、という感じなのでしょうか。
知合い、友人の店から買う
これはもうスケーターあるあるですね。
今はネットでなんでも買えます。例えば楽天市場を少し見渡せば安いデッキ、トラック、ウエアがずらりと並んでいて自宅にいながらより取り見取りです。
しかし損得勘定にと~っても疎いスケーターは安いデッキに目もくれず、知合いや友人のお店から定価で購入することが多いです。そもそも損得勘定で動く人種であるならばスケボーなんていう危なすぎる遊びに人生を賭けることなどあるわけないですからね(笑)これは当然と言えば当然です。
どうせ5,000円のお金を使うなら、知合いに10,000円使って購入したいというクソカッコイイスケーターの行動、私は大好きです。
しかしそれが自らの財布を苦しめていることは間違いなく、スケーターの悲しい性と言うものですよね。
ちなみに私は今では楽天で購入することと、地元の知合いがいるお店で買うことと半々です。お店まで少し距離があるものですから、どうしても行くことが難しい時は申し訳ないですが楽天で購入してしまいます。
出来る限りお店で買うようにはしていますが。
スケボーを最優先し、正社員にならない
これも私の時代はあるあるでしたが、今は少し違うのでしょうか。
以前に比べてスケーターの大学進学率というものはとても上がりました。昔はスケボーにハマってしまった人間は、高校卒業後フリーターをしながらスケボーするか、代理店やショップ等に就職してしまうか、が多かったです。
しかし、フリーターをしながらスケボーしていたスケーターはそのアルバイト先でそのまま正社員になることもしばしばあり、フリーターののちに安定した仕事を手に入れる友人もいました。
運送会社に勤めている古くからの友人スケーターはまさにその流れで、スケボーの合間の腰掛で始めたアルバイトから今では勤続20年を超えていると思います。
もちろん大手の新卒採用ではないので「金がない!」という状況は他のスケーターと変わりないようで、ボロボロのデッキとシューズでいつも金欠を嘆いていますね。
病院の世話になりすぎ
言わずもがな、といったところでしょうか。これは説明不要ですね(笑)
スケーターは常にどこか痛いですし、そして一発で病院送りになることもしばしばです。その治療費が結構かかるんですよね。
私も足首を手術しましたが、その時は20万円以上かかった気がします。私はスケート歴25年以上ですが、25年分の細々した治療総額を合わせたら100万円くらいかかっているんじゃないでしょうか。
若い頃は怪我で親にもずいぶんと迷惑をかけたものです。
まとめ
今は少し流れが変わりつつあるように思いますが、ほんの少し前までは世間から忌み嫌われていることが多かったスケボーを長く続けてる、いわゆる「スケーター」と呼ばれる人々は明らかに特殊な人種です。
足首や膝を破壊しながら一銭の得にもならない撮影をこなし、怪我をして治ったらまたすぐトライして怪我をするという繰り返し。
損得勘定というものがスケーターにあるならば、「スケボーは辞めた方が良い」ということになるかもしれません。
しかし、その一銭の得にもならず、関節を破壊する行為の先にある「メイク」というわずか数秒の幸福を追い求める損得勘定が欠落したスケーターが常に金欠なのは当然なのかもしれませんね。
繰り返しですが、私はそんなスケーターが大好きですけどね。
関連記事↓