すごいことになってきましたねスケートボード。
日本でおそらく最初にSNSと呼ばれるものを流行らせた「mixi」の運営会社である(株)ミクシィが堀米さんのスポンサーになりました。
ナイキやコカコーラでも十分驚きでしたが、まさかIT業界までがスケボーに参戦してくるとは、いやはやこれもオリンピック効果なのでしょうか。
株式会社ミクシィとは
一番わかりやすく言うとモンスターストライク、通称「モンスト」を運営している会社です。
以前はSNSの花形であったmixiはfacebookの台頭により衰退し、一時はその業績に赤信号がともるほどでした。身売りの話も持ち上がり、創業者の笠原健治さんは会長に退き、このまま低迷を続けるかと思いきやモンストが大ヒットし、見事な復活を遂げます。
今ではなんと営業利益率38.3%。営業利益率は本業による儲けを示す数値で、15%あれば優良企業と言われますが、さすがIT企業といった天文学的な数字を出していますね。
分かりやすく言えば、国内有数の優良企業であるドコモやKDDIなんかが営業利益率は20%程度なのでその数字がいかにすごいものかわかると思います。そんな会社がなんとスケーターをサポートしているのです。
堀米さんが契約を結んでいるのはミクシィ内にある【XFLAG】というゲームからスポーツまで多岐にわたるエンタメ事業プロジェクトで、堀米さんの所属はミクシィではなく「XFLAG」となるようです。
今までXFLAGはバスケットボールやサッカーチームなど団体とのスポンサー契約を結んでいましたが、最近では個人の選手とも契約を結び、堀米さんの他、BMXの内野洋平さん水泳の松本弥生さんともスポンサー契約を交わしています。
IT企業がスポーツをしている個人をサポートしよう!と考えた時に「スケボー」がやり玉に上がることがもはや、スケボーがスポーツとしての一面が多く出てきた証拠ですね。
スポーツとしてのスケートボード
「スケボーはスポーツなのか」というのは常に賛否両論です。
しかし、スケボーをスポーツと考える人がいて、そのスポーツを「支援」する企業や個人が現れるというのは、スケボーが仕事として成り立つ場面が増えることが予想されます。
「モデルデッキを出してプロ」というのが世界で誰も異論者がいないプロなのは間違いありませんが、「食っていけるのがプロ」というのも私はある種おかしくないと考えます。もはや堀米さんは完璧にプロスケーターではないでしょうか。
それほどの対価を自らの滑りで得ているのですから。
まとめ
今回のIT企業におけるスケーターのサポートがオリンピック効果なのかどうかはわかりませんが、スケボーは確実にスポーツの側面が強くなってきています。
我々が昔と変わらず、未だに路上でフリップをして楽しんでいる間に、世間は着々と変わっているようですね。
そしてその変わりつつある時代にあえて適用しようとしないスケーター(スケボーはスポーツではないという考えの層)もそれはまたスケーターっぽいと言えます。
少なくともこの国においてスケボーは、そもそもどこか世間に対して反骨心があるような層が始めた遊びです。このネット全盛期の時代においてもその変わらないスケーターの反骨心は私は好きだったりします。
こんな変化の時代に未だに変わらないスケーターってなんかカッコイイじゃないですか(笑)
何はともあれ、堀米雄斗さんのこれからの益々の御活躍をお祈りしています。
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