正直ビックリしました。
平野歩夢スケボー国内大会3位、東京五輪へ「近づくきっかけになれば」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
天は二物を与えずとはよく言ったものですが、この場合は当てはまらないのでしょうか。スケボーとスノボーは似ているところもありますが、ハッキリ言ってコンテストに出ているスケーターは皆、スケボー1本でやっている才能ある若者ばかりです。
その中でスノボーをメインにやっているであろう平野さんが3位とはたまげましたね。スノボーの天才と言うよりは「ヨコノリ」の天才なのかもしれません。
本当にスケボーでもオリンピックに出るかも
ちょっと情報不足で申し訳ないのですが、日本オープンとうたっている今大会の出場権は誰にでも与えられていたのかは不明です。
スケボーのオリンピック種目は2種類あり、「ストリート」と「パーク」に分かれていて、平野さんが出場しているのはパークの方です。つまり我々スケーターがいう「ボール」とか「プール」と言ったものですね。
今回神奈川県藤沢市で行われた大会と、5月に新潟で開催される大会の順位によって付与される獲得ポイント合算の上位3位までがオリンピック強化選手に選ばれるようです。(これは強化選手というだけでまだ正式候補ではない模様)
池田大亮さんはストリート部門の最有力候補選手だと思いますが、今回は惜しくも4位でしたね。得点が出た段階では3位と4位が同得点であり、3位と4位はどのようにして決定したのか、との話もありましたが、ちょっと細かい内容は今の所分かりません。
いずれにせよ、今大会で3位になったのですから強化選手枠を十分に狙える位置ということで、スノボーとスケボーの二刀流オリンピックが現実味を帯びて来たということです。
スキルの高さに非常に驚きました
テレビで映る平野さんの滑りを見て、正直ここまですごいとは想像できず、何か申し訳ないという気持ちとともに、このスキルを誰が想像できた!?という気持ちもあります。
それは一度私は平野さんがフラットトリックをやっているのを見たことがあり、その時は「やはり平野さんはスノボーの選手であり、スケボーは趣味なんだな」という感じに見て取れたのです。
そう、忘れていました。スケボーあるあるで、ストリートが天才的なのにランプになると急に出来ない人、またはその逆がよくあることに。
断っておきますが、私が平野さんのフラットを見たことで平野さんがストリートはできないだろうと想像しているのではなく、フラットトリックを血反吐履くほど練習しているというフラットの動きではなかった、ということです。
それと今回の「パークスタイル」を無意識の内に混合してしまい、その反動もあって、テレビで彼の滑りを見た時の衝撃はすさまじいものがありました。水を得た魚のようにコーピングを流す姿や普通にバックサイド540もメイクする。ここまで乗りこなすのか、と。
正直ショックも多少あったかもしれません。スノボーの選手である平野さんがスケボー1本でやっている若者たちをごぼう抜きにできるスケートスキルがあることに。
当然本人はスノボーと同じくスケボーも常人の何倍も練習してきていることは想像できますが、それでもやっぱりショックですよこのスキルは。神様ズルい(笑)
まとめ
ちょっと昔の話になりますが、エクスプレッションの橋本貴興(ハッシー)さんがプロスケーターでもありプロスノーボーダーでもありました。※この場合のプロは各協会のプロを指しています
あと、山崎勇亀さんもプロスノーボーダーでもあり、スケボーもめっちゃくちゃ上手かったですね。Three’s Film Worksからドロップされたフルパートはとても趣味の域でなく、当時日本中が震撼しました。
ごくまれにこのような「ヨコノリの天才」が現れます。
しかしこのような才能に恵まれた天才たちは例外なく、怪我に悩まされるという特徴もありますので、若き天才である平野さんには怪我だけは気を付けていただき、オリンピックで表彰台に乗る姿を見てみたいですね。
今回大会に出たスケーターの中には「スノボーの選手には負けたくない!」と言っていた人もいたようですが、平野さんのようなヨコノリの天才の存在は他のスケーターの負けん気も駆り立て、良い起爆剤になっている気がします。
いやぁしかし羨ましい才能ですね。
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