スケボーにハマっている若者は将来の夢はプロスケーターという人もいるかもしれません。それこそ小学校の頃は野球部の子は野球選手、サッカー部の子はサッカー選手になりたいと言ったものです。
しかし高校、大学と少しずつ年齢を重ねるにつれてそういう夢はいつしか自らの技術を客観視し、さらには「周りと同じにしなくては」「自分だけ異端児ではいけない」という同調圧力に負けた結果、夢のランクを一つ下げ、また一つ下げ、それを繰り返した結果、ある程度のところ落ち着くものです。
当然私も若い頃の夢はプロスケーターでした。
若き日のポールロドリゲスやPJ LADDを見て、自分も負けまいと日々練習したものです。今考えると片田舎のまったく才能のないガキがポールロドリゲスと本気で張り合う気だったのですから、面白いものです。
そしてその気持ちは今考えてみても「バカだったなぁ」ではなく「若かったなぁ」と思えるところが、スケボーの素晴らしい部分だったりします。大人が本気になる遊びがスケボーですからね。
さて、大学生になったり、ある程度の年齢になったりすると「就職」や「仕事」というものを考えることになります。日本と言う国では勤労は義務ですから、否が応でもその問題にぶち当たります。
自分を客観視した結果プロスケーターというものはあきらめたかもしれませんが、できるだけスケボーはやりたいし、趣味を超えて撮影とかもしたい!という人はどのような職業を選べば良いのでしょうか。
代理店、ショップなど、スケボーに直接関係する仕事はどうか?
スケーターの就職先として結構多いですよね。スケボーが好きな若手が、とにもかくにもできるだけスケボーと関わっていたいという思いから、代理店等に就職するパターンです。
しかし私の経験からこれらの職業を選ぶことをは自らのスキルアップや、スケボーをする時間が多くなることに直結しません。
スケボーが上手くなるにはスケボー出来る環境、考える力、そして反復練習の3つです。
環境と言うのは物理的なことで、スケボーできる場所や、夜でも明るく24時間滑れるとかそういうことです。環境も考える力も反復練習も、スケートショップに勤めたからといってレベルアップするものではないですよね。
立ち仕事以外を選ぶ
スケボーがやりたいのならまずは立ち仕事以外を選ぶことが必須となります。
私は今は立ち仕事ではないのですが、以前は立ち仕事でした。私の仕事は現場と内勤に分かれており、この二つを異動というものが行われる度に行ったり来たりします。
仕事が現場だった時は一日中立っているのものですから、足が常にパンパンで8時間、9時間立ち仕事が終わった後に滑る元気はとてもなかったですね。
それでも仕事が終わってから夜気力だけで滑りに行きましたが、足が重くて全然スケボーできませんでした。
ですからできるだけスケボーをしたいなら工場勤務やショップでの接客業など、立ち仕事は避けたほうが無難でしょう。ベストはデスクワークですがスケーターはそもそも体を動かすことが好きなはずですから、少々苦手な分野かもしれませんね。
運転手と言う選択肢もあります。私の友人でも某大手運送会社に勤めているスケーターがいますが、大きい荷物専門なので上半身は疲れるそうですが、足腰は疲れないのでスケボーに影響はないようです。
とにかく自宅から近い職場
これは今住んでいるところから近くても、仕事を決めてから近くに引っ越す、でも構いませんが、とにもかくにも自宅から近い職場が絶対に良いです。
私は以前自宅から1時間半以上かかる場所で働いていましたが、一日往復3時間も移動時間があると、仕事から帰ってきたらスケボーのスポットまで出掛けるのがとても億劫になるんですよね。
家にスケートパークがある人は良いですが、そうでないなら近距離通勤が絶対に間違いないです。スケボーにどれだけ熱い心があったとしても移動疲れや移動時間の億劫さに勝つことは容易ではありませんから。
土日休み仕事
これはイベントや、他の仲間との都合合わせ上必須だと考えます。
スケボーって一人の時間があっても良いですが、やっぱり仲間とワイワイやって楽しむのが一番最高です。
この国では一般企業に就職すると土日休みなことが多く、必然的に仲間も土日休みが多くなるため、自分だけ土日完全出勤で平日休みだと、仲間とのワイワイする時間がなくなり、スケボーの一番の楽しみがなくなってしまいます。
こうなるとモチベーションも保てなくなりますし、何より、撮影なんかは1人ではできませんから、スケボーがしたい人は仕事を選ぶ時は土日休みを必須にしましょう。
まとめ
まとめると、社会人になってからもスケボーがしたい人は以下を基準に仕事を選ぶとスケボーがしやすい環境をつくることができます。
- 立ち仕事ではない
- 自宅から近距離の職場
- 土日休みである
残業が多い職場などもスケボーする時間がなくなるので避けたいところですが、こればっかりは入社してみないとわからないことですからね。
少なくともこの3つを基準にしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにこれは特にやりたい仕事がなくて、仕事に充実を求めるのではなく、プライベート(スケボー)に充実を求める人が仕事を選ぶ場合ということになります。上記3つを満たす職場が自分のやりたい職業なのが仕事もプライベート(スケボー)も両方充実して一番良いことは言うまでもありませんが。
私は残念ながらいつでも立ち仕事になる可能性があり、日々ビクビクしながら過ごしています(笑)
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