コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

【オーリーは大切だ】の真理

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たまに「オーリーは大切だ」と聞くことがあります。

 

 オーリーはストリートで行われるトリックの大半と結びつくものであり、大切なのは当然ですよね。例えるなら「運動において水分補給は大切だ」と同じくらい当たり前のことです。

 

 それに異を唱える人はほぼ皆無であると思われるのですが、誰も異を唱えないにも関わらず良く聞くということは「何かそこに意図や真理があるのでは」と、ないかもしれない真理を勝手に探してしまうのが、妄想好きである私、コストン太郎です(笑)

 

そんな【オーリーは大切】をかみ砕いていきたいと思います。

 

大切の意味

ここで言う「大切」の意味は完成度の問題であり、単純な高さではありません。

 

それはスケボーにおいて「オーリーが高い=上手いorカッコイイ」とは一概にならないからです。

 

 例えば今最も輝いている日本人スケーターである堀米雄斗さんはオーリーが高いかと言えば、低くはないでしょうけどとても高いわけではないと思います。それこそ、堀米さんよりオーリーが高い国内アマチュアもいるはずです。

 

しかし堀米さんより上手い国内アマチュアはおそらくいません。

 

 オーリーは高さが大切なのではなく、「完成度」が大切であるということが理解できると思います。

 

完成度とは

 では次に「完成度」とは何かというと簡単に言うと「デッキコントロール」です。

 

 例えばバックリップをする際、レールをまたぐくらい高く飛んだ後に、さらにデッキを90°させてからレールに乗る、と言った「自分の意のままにデッキを動かす能力」それがデッキコントロールです。

 

 デッキコントロールが上手い人と言うのは大体見てすぐに分かります。見極める一番のポイントはなんとなく「オーリーに余裕がある」という曖昧な部分なのですが(笑)

 

 目に見えてわかりやすいのは「オーリーの最初から最後までデッキと足がまったく離れないこと」ですね。

 

 国内においてオーリーの完成度が圧倒的にすごいのは、池田光太さんと阿部涼太さんです。ここらへんは誰もが知るデッキコントロールの天才ですよね。

 

 もう少し「オーリーが上手い!」というイメージがさほどついていないところで言うと、浦友和さんや山崎勇亀さん、北詰隆平さん、大竹宏二さん、赤熊寛敬さん、等のオーリーはとても完成度が高いと思います。

 

ちなみに私が世界一オーリーの完成度が高いと感じたのはジェイミー・トーマスです。

 

 【オーリーは大切だ】の真理

 前置きが長くなりました。

 

 「オーリーは大切だ」の真理についてですが、それはオーリーが大半のトリック全てにつながるものであるからそのようなことが良くスケーターの話に出るのだと思います。

 

ここまでは通説であり、私もオーリーが大切であることに当然異論はありません。

 

 しかし私はもしかしたら皆さん程はオーリーが大切と思っていないかもしれません。皆さんがどれほどオーリーが大切と感じているかを数値化することはできませんが、皆さんを100とすると80くらいの感覚でしょうか。

 

 ここで私のオーリーに対する考え方歴史をざっと表すと

 

  • オーリーなんてある程度飛べればもういいっしょ、フリップやKグラができることの方が大事だぜ(スケボー歴5年くらいまで)

                  ↓

  • オーリーは一番大事、スケボーの全ての根幹をなすものであり、オーリーなしにスケボーのトリックは出来ない。オーリーがちゃんとできないのに他の技を練習することすら悪(スケボー歴5年から15年くらいまで)

                   ↓

  • オーリーと、トリックはまったく別物であることもある。オーリーの完成度が高い人でもキックフリップ苦手な人がいるように、「オーリー=全てのトリックの根幹」とまで言ってしまうのは疑問が残る(スケボー歴15年から現在に至るまで)

 

 こんな感じです。

 

私個人的にはスケボーにおいて「全てのトリックの根幹」のようなものは存在せず、オーリー含め、タイミングや筋力、どれもバランス良く必要ではなのかな、という感じです。

 

まとめ

さて何の話をしているのかわからなくなってきました(笑)

 

 今回は少々どころではなく話がそれてしまいましたね。いつもすみません、スケボーが好きすぎて最近はついつい脱線が激しくなってきています。

 

 この記事で一番伝えたかったのは私が若い頃考えていた「オーリーがちゃんとできないのに他の技を練習することすら悪」 のようになるのは少々凝り固まった考えかな、ということです。

 

 奇しくもそのように考えていた時代は若さという最大の武器もあり、私自身一番スキルが伸びた時期ではあったのですが、オーリーがきちんとしていないのに他のトリックを練習する人を見ると、「まずはオーリーからやらないと!」などと、自由であるスケボーに対して不自由発言をしていたように思います。考え方の押し付けとも言えるでしょうか。

 

10年以上前の話ではありますが、若手に対してアドバイスを求められていないにも関わらず、老害発言であったなと反省しきりです。

 

【オーリーは大切】の真理について私なりの見解を述べてみました。このような脱線見解ですが、何かをつかんでいただければ幸いです。 

 

 

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