こんにちわ。コストン太郎(@kostontaro)です。
スケボーのトリックってどれもカッコいいんですが、中には一般的にカッコ悪いと認識されているトリックも存在します。それらはなぜカッコ悪いのでしょうか。今回は【グラブ】について書きたいと思います。
カッコ悪いとされているトリック
グラブや縦回転フロントフリップなど。これらのトリックはどれも以前流行りましたが、結局なぜか「カッコ悪い」という認識が世界的に広まり、淘汰されていきました。日本だけではないですよ?世界中でそう認識されたんです。
しかしそこはスケボー。すべてにおいて例外が存在しますが、それも併せて説明します。グラブ以外は次回以降、まさかのシリーズ化として徐々に個別記事にしたいと思います。
説明の前に一つ言っておくと、スケボーは自由であり、どんなトリックをするかも当然個人の自由です。カッコ悪いと認識されていようがトリックをやって楽しければOKです。スポンサーライダー以外は。
それを踏まえて決してこれらのトリックをする人の批判ではないことを最初に申し添えておきます。あくまでカッコ悪いと認識された理由と経緯の説明です。
グラブ
ここではストリートについて説明します。
今のスケーターはほとんどやりませんね。アンドリューレイノルズも、VHSのインタビューで「ダメだとわかっていてもやめられないもの」としてグラブを挙げています。
ダサい認定される前は結構流行りましたが、現在のトップスケーターはほとんどやりません。しかし日本においては世界でダサいと認定されてからもずいぶん長い間グラブは行われていたと思います。
特にAJSAのコンテストはもうグラブコンテストと言ってもいいくらいグラブが連発されていた時期がありました。手でコントロールする分メイク率があがるからです。ハッキリいってグラブより普通のオーリーの方が難しいのにグラブの方がなぜか得点が伸びたんですね。非常にまずい認識だったと思います。
なぜダサい認定されているかと言うと、上記でも説明したように「手でコントロールする分メイク率が上がる傾向にあるから」です。ちょっとしたズル?のようなイメージでしょうか。
例外としてはアーロン・ホモキ。良くグラブをしますが規格外すぎてグラブがカッコよく見えます。
ボールやバーチカルにおいても
ボールやバーチカルにおいてはストリートより時間差はあったものの、徐々に「ノーグラブ」の波が押し寄せてきていきました。
注意してほしいのはストリートの「ダサい」という認識とは少し違い、「ノーグラブのほうがよりイケてる」という認識です。
ノーグラブの先駆者であるバーチカルスケーターはjake brownというスケーターで、Blindから2005年に発売された【What If Skate Video 】というビデオで披露した「全てノーグラブのバーチカルパート」という今までにない発想で世界中が驚きました。※正確に言えば2.3個グラブをしていますが。
メガランプさえノーグラブでしたから当時はまったくバーチに興味のなかったストリートスケーターである僕も、何回もリピートして見てしまうほどでした。やっぱり一番最初に流れを生み出した先駆者というのはどんなジャンルでもカッコいいということですね。
まとめ
グラブと言うものは足ではなく手でコントロールできる分、デッキを掴んでしまえば多少バランスが崩れても無理やりメイクまでもっていきやすいという性質があります。
スケボーは個々の勝敗を決めるスポーツではなく「上手ければいい」「メイクさえできればなんでもいい」という概念ではないので、メイク率が上がるちょっとした「ズル」のようなイメージがついてしまったのだとしたら、それが「カッコ悪い」と認識され、淘汰されていくのは当然の流れかもしれませんね。
jake brownのblindの音無しパートがありましたので添付しておきます。当時はノーグラブバーチカルは本当に衝撃でした↓
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