コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

安いデッキがネットで手に入る時代。並行輸入という販売方法

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商売の話をしたいと思います。

 

今はネットでスケボーのアイテムが安く手に入る時代ですね。20年ほど前は今ほどネットは整備されておらず、雑誌の片隅にスケートショップの電話番号が載っていて、そこに電話をして通販するか、直接買いに行くかしかありませんでした。

 

ショップによっては通院販売専用カタログを作成していたところもありましたね。カリフォルニアストリートさんなどは専用カタログがヒットして、当時から通信販売で全国にユーザーがたくさんいたと思います。

 

並行輸入業者とは

 並行輸入業者とは代理店を通さずに直接本国から商品を仕入れる業者のことで、代理店という仲介を通さないことで手数料(マージン)が削減され、ユーザーに安くアイテムを提供する業者のことです。

 

「メーカー→国内代理店→ショップ→スケーター」ではなく、

「メーカー→ショップ→スケーター」ということです。

 

野菜の直売所をイメージしてもらえば良いです。直売所は生産者から直接買えるので安いですよね。その代わり、野菜の形が悪かったり、場所が交通の便が悪いド田舎の辺ぴな所にあったりしますが。

 

スケボー以外でも、商売の世界ではどのようにして生き残るか日々切磋琢磨が行われています。その結果我々スケーター(ユーザー)は安いものが手に入り、恩恵を受けるということです。この競争原理は商売の世界では当たり前ですから、並行輸入業者が違法でない以上、安くアイテムをユーザーに届けることに問題はありません。

 

正規代理店からの文章

今から約10年近く前の話ですが、ある文章がスケーターの間を駆け巡りました。

 

文章を転記するのは控えますが、タイトルは「SUPPORT YOUR LOCAL SKATE SHOP」であり、内容は「並行輸入業者からはアイテムを買わずに、正規ショップで購入してローカルショップを応援してくれませんか?」といったものです。これは各代理店が連盟で出した文章で、こんなことは過去例がなかったので話題になりました。

 

これにはユーザー側がいち早く反応し、ネット上やリアルの世界でも正規代理店を擁護する声は少数だったと記憶しています。すなわち、ユーザーとしては「売られているものを安く買って何が悪い!?」という単純な理由でした。

 

逆効果に働き、二度と正規店では買わない!と言っていたスケーターもいましたし「え?そんな安いところがあんの?知らなかったラッキー!」みたいな人もいました。

 

代理店側の言い分としては、パーク設立のために動いたりライダーをサポートしたりしているのは正規代理店やショップなのだから、みんなで協力してくれないですか?というお願いだったと思うのですが、ユーザー側はそうは受け取らず、ウチから買え!というショップ側の怠慢と判断した、ということです。 言葉って難しいですね。

 

スケボーの商売はスケボーが好きで始めた人が圧倒的に多いので、こういう状況が生まれたと考えられます。八百屋さんとか駄菓子屋さんって別にビジネスでやっているだけで、野菜や駄菓子が超好きで始めたわけではないパターンも多いでしょうから。

 

お金のない若者が安く買えるのは良いことだけど

 お金のない若いスケーターがデッキが5000円程度で買えるのは良いことです。これに誰も異論はないでしょう。しかし、正規代理店経由のアイテムを買うことが地域のシーン活性化につながるかどうかといえば、正直微妙です。つながると信じたいですが。

 

商売の世界は常に競争原理が働き、固定概念にとらわれず、やり方を工夫したものが勝つという側面があります。それがどんなに汚いやり方(並行輸入が汚いやり方というわけではないですよ)でも違法でない限りは、工夫したものがユーザーを奪っていきます。

 

冷たい言い方かもしれませんが、オリンピックも決定し、スケボーがスポーツとして認定されてしまった今、「スケートボードだけ商売の原理をあてはめない」のは無理があります。スポーツと金は切っても切れない関係ですから。

 

まとめ

 僕らのような少し古いスケーターは、スケボーという当時世間から忌み嫌われてきたものを続けてきたという少々特殊な思考の持ち主です。

 

代理店側には、その特殊な思考に問いかけたらきっとわかってくれるはずだという熱い気持ちがあったのかもしれません。

 

しかしその気持ちとは裏腹に、今ではすっかり並行輸入業者が当たり前になりましたね。お金に余裕があるスケーターなんてまずいないですし、これがユーザーが出した一つの答えということになります。

 

僕もお金に余裕がないですけど、正規店で購入しています。正規代理店を応援するとかローカルの活性化とかカッコイイ理由ではなく、ショップの店員さんと仲が良いからというのが正直なところです。

 

食料も、家具も、不動産も、チケットも、銀行も、全ての業種において仲介手数料がどんどん淘汰されていく時代の流れには、例えスケートボードも逆らうことはできないようです。 この流れはスケボーがオリンピックや大手企業の参入等、スポーツの色が強くなった結果加速した、と言えるでしょう。

 

ちなみにメーカー側は正規店に卸そうが直接ショップに卸そうが売上げは変わりませんので、あなたがどこからデッキを買ったとしてもメーカーに貢献していることには変わりはありません。

 

それを踏まえて、あなたはどこからデッキを買いますか?

 

 

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