あくまで私の感覚ですが、現在デッキの国内主流サイズは8.0インチです。センチメートルで表すと約20.32cmですね。
割と長い間このサイズが標準化されているような気がしますが、私が20代の時なんかは7.5インチが主流でした。
そこから気がつけば7.75インチになり、現在8.0であり、スケーターによっては8.25だという人もいます。昔はいた7.25という人はもうほとんどいませんね。
もちろんデッキサイズというものは完全に個人の好みによりますが、昔よりは太いデッキがスタンダートであるという全体の流れは確実にあります。
これはなぜでしょうか。
細いより太い方が安定する
まずは答えから。それは「太い方が安定するから」です。
例えば皆さん綱渡りする時に、タコ糸の上を歩くより、鉄パイプの上を歩いた方が安定しますよね。いろ~んな細々したことを端折って言ってしまうとそういうことです。
しかし、もちろんスケボーと言うものは「綱渡りは太い方が良い」と言った単純なものではなく、太すぎて重ければデッキの回転に影響がでますし、身長の低い人だとかなりのアンバランスが出てしまい、これまたトリックに悪影響が出ます。
今なお進化を遂げているスケートボードですが、現在のスケーターに適したサイズが昔より一回り太い8.0くらいではないか、ということでそれが標準となっているわけです。
現在のスケーターと簡単に言いましたが、最近のスケボーはひと昔前のように「今はハンマートリックが流行っている」「今はテクニカルが流行っている」というその時代の流行りというものは無きに等しいものとなっています。
今は本当にスケート歴史上一番流行りのトリックというものが存在しない時代と言っても良いほど、それぞれが皆個性であふれています。
その流行りが存在しないスケボーの時代において、どんなスタイルにおいても一定のやりやすさを感じるのが今のところ8.0インチというということですね。
ちなみに昔標準だった7.5インチと現在の8.0インチはcmにして1.27cmの違いがあります。
なぜ昔は細かったのか
ではなぜ以前(10年~20年程前)は細いデッキが主流だったのでしょうか。
かなり昔の時代のデッキはテール側しかデッキが反っておらず、太さもどこかボテッとしたような太いものでした↓
当時のスケボーはボディコントロールがメインであり、回したりするようなデッキコントロールがメインではなかったわけですね。
しかし次第にボディコントロールの時代からデッキコントロールの時代へと変わっていく中で、現在のテールとノーズがほぼ対照的な形へと変わっていき、デッキも細くなっていったのです。
そして細くなっていったデッキは細くなりすぎてしまい、少し戻ってデッキコントロールとボディコントロールの両方が得やすい8.0インチに落ち着きつつある、というのが私の見解です。
まとめ
このように
太い→細い→ちょっと太い
という一周回ったようなデッキサイズの変更は、私はここで一旦落ち着きを見せるような気がしています。
というのも、今の時代は遠く離れた海外の情報も一瞬で手元のスマホで入ってくる時代です。その時代において良しとされている現在のデッキ主流サイズは、おそらくスケボーの歴史の中で最も合理的なサイズでしょう。
ちなみに私のサイズは現在8.0です。そして昔はやっぱり7.5であり、見事なほどに流行りど真ん中で、個性がなかったのかなぁと、少々自分に物足りなさを感じてしまうところです(笑)
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