コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

DOBBDEEPはスケボーの本質を捉えた「クルー」

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 また新たなクルーが湘南から誕生しました。

 

名前は「DOBB DEEP」(ドブディープ)

 

 今回SPOTからDOBB DEEPクルーのインタビューが公開され、今まで謎だったその全貌が少しだけ見えてきました。

 

 これまではSNSを中心に「最近DOBB DEEPって良く聞くなぁ」くらいの感じでしたが、今回DVDが発売されましたので、ライダーやクルー(ブランド)の色もよりはっきりしたものになりましたね。

 

DOBB DEEP とは

 御存知国内スケボーの聖地、湘南鵠沼海岸から生まれたクルーです。チームと言わずにクルーと言えるところがスケーターのちょっとしたこだわりっぽくてカッコ良いですね。

 

 現在そのクルーは湘南と言う地域や、果てはスケボーというジャンルをまで超えて、サーファーやラッパーも在籍しているようです。

 

スケーターのメインライダーとしては

  • ジュンヤファイヤー
  • 北詰隆平
  • 本庄飛竜
  • バズ

などが在籍しています。

 

 名前の由来は「ドブ」と言う、いわゆる「カス」のような意味で使われていた言葉と、クルーのボスであるジュンヤファイヤーさんが好きだったMobb Deep(アメリカのヒップホップデュオ)を合わせて「DOBB DEEP」としたそうです。

 

 カスのような意味で使われていた言葉というのは、アメリカでいう「マ〇ファカー」のようなものと同じかもしれませんね。この言葉は悪い意味だけではなく、めちゃくちゃやばいトリックをメイクした時にも使われる言葉としてスケーターの中では定着していますから。

 

 その試写会は関東だけでなく、大阪SHREDにて行われたりと精力的に活動されていて、今回のフルレングスをきっかけに今後はこのクルーをもっと大きくしていくそうです。

 

 「デッキブランドでもないから誘いやすいし、入りやすい」とジュンヤファイヤーさんがおっしゃっていますが、これは考えもつかなかったというか、目から鱗と言いますか、本当にその通りですね。

 

大きくする、という意味でこのやり方はすごくマッチしていると感じます。

 

DVDを作って販売するという古くからのやり方

 今回DOBB DEEPとしてフルレングスをドロップされたわけですが、今は個々のパートやチームビデオもWEBで販売する時代です。なんなら無料で公開することが当たり前くらいですよね。

 

 しかし今回のフルレングスは「DVDを作ってそれを売る」という言い方は悪いですが、古いやり方として世に出回ることになります。

 

 彼らクルーのインタビューを今回拝見して、そのやり方は「時代に逆行してあえてやった」「こっちの方がカッコ良いからやった」というものではなく、自然とそのやり方になった、という表現がしっくりくるな、と感じました。

 

 ジュンヤファイヤーさんの言葉に「YOUTUBEとか使って金稼ぐとかも出来るのかもしれないけど、俺らやり方分かんないから。笑」というものがありました。

 

 この「やり方わかんねーし」というちょっと適当であり、カッコつけてない感じがスケーターらしくて私は大好きですね(笑)

 

 カッコつけてないのに映像ではめちゃくちゃ努力して、より良いものを作ろうとしたに決まってますからね。

 

撮影期間は2年半もあり、朝方まで撮影をされていたそうですから、スケーターあるあるの「やるときはやる」を体現されたDVDではないかと思います。

 

まとめ

スケボーにおける楽しみ方、というものは無限です。

 

 新しいやり方に従順なのも、昔のやり方が好きなのも、試写会も撮影もコンテストも、全てスケボーの「楽しみの一つ」にしか過ぎないわけです。

 

 しかし、楽しみ方が無限と言うのは簡単ですが、撮影や試写会、編集などを経てそれを世に出す、というのは苦しい時間というものが必ずあり、それを体現するのは難しかったりします。

 

 インタビューでは時にわざと軽口を叩いてまるで楽しんでいるだけで努力していないように伝えていますが、私は決してそうではなく、とても努力や苦しみを超えてこの作品を世に出していると思います。

 

スケーターのフルレングス作品というものはいつの時代もそういうものです。

 

今後もこの「楽しみ集団」から目が離せませんね。

 

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