コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

【chatty chatty】は日本のスケートシーンにおいて欠かすことのできないローカルビデオ

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こんにちわ。コストン太郎(@kostontaro)です。

 

今日は日本のスケートシーンを語るなら欠かすことができない【chatty chatty】について記事にしたいと思います。

 

 なぜ欠かすことができないかというと、このビデオのおかげで日本のスケートシーンのレベルが引き上げられたからです。スキルだけにとどまらず、カッコ良さや楽しさ、ちょっとヤンチャな部分、ローカルシーンの確立、努力、仲間、といったスケートボードの良いところをギュッと詰合せたもの、それが【chatty chatty】です。

 

chatty chattyとは

  神奈川県藤沢市鵠沼海岸にあるスポット、通称「セガ前」(今はありませんが昔ゲームセンターのセガがあった)でスケートボードを楽しんでいるスケーター達の【ローカルビデオ】です。

 

 撮影及び編集は田内努さんという方でみんなからはポンさんと呼ばれている方です。この方が夜中の通販番組でビデオカメラを買われたことがきっかけでスタートしたビデオプロジェクトです。

 

 シリーズ化されていて2018年現在までに1~4まで発売されています。1が発売されたときから注目されていましたが、本当に全国区になったのは2からでした。僕は1から持っていて当時どこかの通販で買ったような覚えがあります。

 

 chatty chattyという名前が作品名なのかチーム名なのかは現在では少しあいまいですが、そもそもは作品の名前であったと思います。ビデオ中でパートを持っている北村浩一さん(zizowさん)がインタビューでも「ただの湘南地方のローカルビデオですから」と語っていましたが、最初はこれだけ日本中から注目されることは想像はしていなかったのかもしれません。

 

 そんなイチローカルビデオであるchatty chattyという名前がまるで一人歩きしているかのように日本スケートシーンに浸透していくことになります。当時はSNSやネットもそんななかった時代であるにも関わらず浸透したそのスピードは本当にすさまじいものがありました。

 

ライダー 

  • 戸枝義明
  • 清水 葵
  • 本庄飛龍
  • 林 正翔
  • 北村浩一
  • 中島壮一郎
  • 石川雄也
  • 三枝純也(JUNYA FIRE)
  • 北詰隆平

 

 正確にはchattyクルーとしてもっと人数はいると思いますが、ここでは過去にフルパートを持ったスケーターを並べてみました。全員紹介したいところですが、ここでは大変なので徐々に個別記事にしていきたいと思います。

 

  今ではすっかり日本スケートシーンの顔になっていらっしゃる方々が名を連ねていますが、この方たちも当時はこの1本のローカルビデオから全国区へとのし上がって行くことになります。

 

作品内容

 2002年  2003年  2005年  2011年 と1~4までの作品を世に送りだし、中でも2005年に発売された【chatty chatty 3】は完璧な内容と完璧な編集で爆発的な人気を誇り、当時地元のショップでも入荷してはすぐ売り切れるほどだったのを記憶してします。

 

 内容としてはシンプルに個々のフルパートがあってフレンドも出ているという内容になっています。注目すべきはその最先端のスキルで、日本でマニュアルトリックを流行らせたのは間違いなくchatty chattyです。

 

 マニュアルだけでなく、ハンドレール、ステア、カーブとスケートボードの全てのレベルが高く、当時としてはまさに革命的とも言える内容で、まだオーソドックスでなかったノーリーやスイッチをいち早く取り込み、パートとして完璧に仕上げたのがこのビデオです。

 

  最大の特徴は、トリックチョイスを見てわかるように、誰でもできる簡単なトリックがほとんど使われていないことです。

 

 通常ビデオにはボリュームを持たせる為に、誰でもできるラインを2つ3ついれるのが慣例でした。それだけでうまくいけば2分のパートに対して2.30秒は稼げますからね。しかしchatty chattyはそうでなく、全てメイク困難な技を厳選して使っているような感じで、撮影は本当に苦労したと思われます。努力の結晶のような作品ですね。

 

当時全国のスケーターがセガ前に憧れ、東北や関西からワザワザ滑りに来た人もいたそうです。

 

日本で一番上手いスケーター 

 日本で一番上手いスケーターって誰?って質問に答えられる人はいないと思います。

 

 みんなスタイルが違うしメイク率なんかパーセンテージで出せないし、わからない。っていうのが正解ですよね。

 

 でも例外が存在しました。【林正翔】というスケーターで、2003年chatty chatty 2の発売当時は間違いなく日本で一番上手いスケーターです。もちろん全国のスケーター1人1人のスキルをチェックしたわけではありませんが、日本一と言い切っても大丈夫です。それほどまでに卓越したスキルの持ち主でした。

 

 当時ステアをフェイキーフリップやスイッチトレで飛んだり、フロントフリップやバックサイドフリップなど、180系にフリップを組み合わせたステアの飛び方をしていたスケーターはほとんど存在しなかったにも関わらず、彼はラインで軽々と決めるほどでした。

 

 今ではラインで最後にステアをフロントフリップで飛ぶなんて、海外のビデオ見まくっているスケーターからすれば当然かもしれませんけど、当時は本当に衝撃的でした。その完成度とスタイルは現在見ても日本一と言えるほどで、めちゃくちゃきれいな180の回り方します。

 

 まとめ

 chatty chatty10周年を記念して「The History of Chatty Chatty」というDVDが出ました。その中のインタビューで「みんなファミリーです」という言葉がありました。

 

 感動しましたね。野球やサッカーでも感動はできるでしょうが、「ファミリー」って言いますか?スポーツとはそもそもの文化の違いはあれど、普通は「仲間」と言います。

 

 レフェリーがいなくて、ルールがないにも関わらず、自分たちで独自に決めた「最高の作品を作る」というルールを体をボロボロにしながらも全うした結果、世に送り出した作品が日本中から称賛される。苦しい撮影を乗り越えたライダー達は、そりゃ仲間じゃなくて「ファミリー」ですね。

 

【スケボーを通して仲間以上の存在になれること】

 

これこそがスケボーの一番良いところかもしれませんね。スキルだけでなく、そんなことも感じさせてくれる作品、必見です。

 

 最後になりましたが僕はchatty chatty を見るたびに、このような方たちがスケートでご飯を食べていける環境が日本にあれば日本はスケート先進国になるのになぁ。。と、いつもしみじみ思います。

 

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