スケボーが流行っているという話はよく聞きますが、2022年現在、本当にスケボーブームです。
パークへ行くととんでもない数のキッズスケーターと親御さんもたくさんいますね。スケートボードはすっかり「メジャースポーツ」といったところでしょうか。
しかし、時代が変わったスケートボードの弊害と言いましょうか、当情報館でもたびたび問題視?しているスケーターの親問題にまた遭遇しました。
それは改めて「キッズスケーターの親の助言はマジでヤバい」ということです。
雰囲気すぎる親の一言
私は初心者の方にトリックを教えたりする時、実際の足の動きや力の入れ方などではなく、割と雰囲気で説明します。
「もっと高く跳ぶイメージで」「もっとふわっと飛んで」「板をもっと前に蹴ってみて」等です。こういった言い方の方が初心者の方には伝わりやすいからですね。
しかし、先日パークで遭遇したキッズスケーターの親のアドバイスは超雰囲気すぎて衝撃でした。
ランプで上手くターンできない息子さんに向かって「もっと重心を真ん中に置け!!!!」と怒鳴っていました。
なんですかそりゃ。
自分ができないのによくそんな適当なアドバイスができるな、と。怒鳴るという行為も合わせて、本当にちょっと良くないと思います。
ハッキリ申し上げて、「重心を真ん中に置いてターンする」なんて、我々スケーターからしたら意味不明であり、子供が混乱するだけでマイナスのアドバイスだということに疑いの余地はありません。
しかし、それを怒鳴りながら言えるのだから、この親御さんはさぞかし素晴らしいターンを見せてくれるのかと思いきや、最後までデッキの上にのることもなかったので、スキルは不明です。
ぜひ見たかった。
親とパークへ行く君たちへ
私の記事を小学生くらいの若いスケーターが見る機会があるかはわかりませんが、もし目に留まったら冷静に考えてみて欲しいことがあります。
いくら人生経験が豊富とは言え、スケボーにほぼ乗ったことがない人が、スケボーのことを分かるはずはありません。
親は雰囲気でアドバイスしています。その雰囲気を真に受け、アドバイスどおりに練習することによって、あなたのスキルは確実に停滞します。
私は近所の公園でよく、サッカーを息子さんに教えているパパさんに会いますが、その方も結構スパルタに教えてるんですよね。
私はサッカーのことはわかりませんから、その怒鳴りアドバイスの内容は「そんなもんかねぇ」と思いながら聞いているわけです。正しいか正しく無いかの判断はできません。
しかし、私はスケボーのことなら、わかります。
今まで聞いたことがある親のどなりアドバイスの
- もっと重心を真ん中に置け
- 前を見ろ
- なんでそこであきらめるんだ
これらのアドバイスに意味も、価値もありません。価値がないどころかマイナスなので、聞き流しましょう。そもそも、スケボーは出来る人から教えてもらいましょう(笑)
これらは親だけではなく、スケートスクールもおんなじです。
たまにスキルがまったくない人がスクールの講師をやっていたりしますが、レールトリックなんかほぼできないくせに、キッズに意気揚々とレールトリックを教えている姿は、本当に見ていられなくなります。
まとめ
親はキッズスケーターにとってはなくてはならない存在です。
今はスケボー禁止の公園ばかりですし、パークが有料であることも多いですから、そのサポートは必須でしょう。
以前も言いましたが、私は親の「金を出すから口も出させろ」には共感できないんですよね。
自分の子供にトリックが出来るようになってほしい気持ちはわかりますが、影でサポートをして、子供が結果を残したら、影で誇らしいと思うくらいにとどめておけるのがカッコイイ親なんじゃないかなぁと思ったりします。
もちろん様々な家庭がありますから、よそ様の子育てにとやかく言う権利はありませんが。
しかし、怒鳴りながら子供にトリックを教えているあなたを、他のスケーターは超冷ややかに見ていることを忘れてはいけないと思います。
そしてそのアドバイスの内容は、マジでヤバいです。
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