文字数の関係でちょっと極端なタイトルにしてみました。
最近SNSやWEB媒体等で、「イケてないスケートパーク」について話題に上がることが多くなってきました。
その多くがいわゆるパブリックパーク(公共のパーク)であり、つまり皆さんの税金で 作られたパークと言うことになります。
まぁ、イケてないパークと言われるのは当然税金を投入したパークであるからで、個人が資金を投入して作ったパークなら誰にも文句を言われることはありません。その人の勝手ですからね。
なぜ、多額の公金を投入したにも関わらず「イケてない」と言われることになってしまうのでしょうか。
ベストな公共スケートパークとは
私が考える一番最悪な公共パークは、多くのお金を投入して使いにくいセクションが山ほど置かれているパークです。パーク自体の面積は狭くなるし、セクションは使えないし、最悪ですよね。
例えばこのハンドレールの最後のちょこっとキンク、鬼ヤバですよね。ピラミッドはレールが邪魔で使えないし(笑)↓
それならば、キレイな広い路面に壊れないカーブが一つ置いてあるスケートパークが一番良いと思います。お金もそんなにかかりませんし。
スケボーというものはカーブ1つあれば無限のトリックを生み出せる遊びです。それに広いフラットが加わればもう敵なし。スケボーに勝てる遊びはもうこの世に存在しませんからね(笑)
あと、パーク建設が安くすんで怒る住民っていないでしょうから、予算とニーズを考えれば「キレイな広い路面とカーブBOX」これが現実的ではないでしょうか。
もちろん本当にベストなスケートパークを言わせて貰えば
- 24時間営業
- 無料
- 室内(空調等完備)
- スタジアムのように広大な面積
- 路面ピカピカ
- ストリートリーグのようなセクション
- ボールやランプも完備
- 十分なフラットスペースもあり
- カーブやフラットレールを楽しめるスペースもあり
になるわけですが、現実的ではありませんよね(笑)
そうなるとやはり「きれいな路面とカーブBOX」にたどり着くわけです。
とあるスケートパークの話
このようなイケてない公共スケートパーク問題が一番最初に勃発したのは、私の記憶ではとあるボールに偏った公共パークが建設された時でした。
その頃には少々インターネットも浸透していた時で、色んなサイトやブログ等で賛否両論を巻き起こしていたことを覚えています。
当時私はスケボー関連の仕事をしており、その情報はすぐさまその組織内でも共有されることとなりました。ちなみに「賛否」と言いましたがそのほとんどは「否」であったように思います。
「否」の意見を集約すると「ストリートで滑ったら怒られ、ようやく税金でパークを作ったかと思えばなんでストリート仕様ではなくボール仕様?」と言った感じだったと思います。
私は公共パークとは、基本的にみんなが平等に使えるものという認識です。
様々なスタイルのスケーターがいる中、誰しもが100%納得するパークはこの世に存在しません。
しかしストリートスケーターの人口と、ボールスケーターの人口を比べると当然ストリートスケーターの方が多いのですから、その人口が多い分、ストリート仕様部分を多くすることが公共性ではないか、と思います。
競技人口(ストリートorボール)比率どおりの面積比率にすればあまり文句は出なかったかもしれませんね。まぁ競技人口なんて正確に測れるものではありませんが、そこは大まかに。
ちなみにそのパークはストリートエリアもあるのですが、ボールエリアに比べ非常に小さいです。つまり、競技人口とは逆の比率であったわけです。
※いわずもがなですが、私は公共性の話をしているのであって、そのパークについて何の評価していません。
まとめ
公共パークが建設される時、まず自治体はスケボーの協会が存在するか調べ、そこに話を持っていきます。
そしてその協会等がアドバイザー的な個人や組織を紹介し決定。その後建設会社等と打合せ、というのが一般的かと思います。
ようはその「アドバイザー的な個人や組織」のパークに対する好みや趣味が少々色濃く出てしまった場合、いわゆる「イケてないパーク」の建設につながることもあるのです。
しかし、それもある人にとってはイケてるパークであったりもするので難しい問題であることは確かです。
ちなみに上記で紹介したボールに偏ったパークが建設された時はそのアドバイザーの方はブログをやっていて、その少々過激な発言からコメント欄は大炎上していました。
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