もう20年以上前くらいの話になるでしょうか。
若き日の私も当時、AJSAのコンテストに出場していた時期がありましたが、ある日を境にまったく出なくなりました。
通常は「AJSAのプロは本当のプロではない」と理解できる歳になった時点で、自然とコンテストに出なくなることが多いと思います。AJSAの多くの出場者は非常に低年齢で、皆「プロになりたい」という目標があって出ていますから。
しかし私の場合はある日を境にプロがどうとかは関係なく「今日からAJSAには出ない」と明確な線引きがありました。
ジャッジへの不満
私がAJSAコンテストに出なくなった理由はズバリ「ジャッジへの不満」です。
一見超ダッセェですよね(笑)採点に不満を言うなんて(思っただけで言ってませんが)、基本的にはカッコ悪いことでしょうから。
しかし忘れもしません、とあるAJSAコンテストにおいて、確実に予選通過したであろうランをしたのに、結果見事予選落ちしたあの日を(笑)
まぁそれもすべて、予選は通過したと私が「勝手に思ったこと」です。ジャッジはそう判断しなかったんですね。
その時私は気づきました。「ジャッジに不満があるならでなけりゃいいんだ」と。
当時は私にスポンサーも付いていて、AJSAのプロが本当のプロではないことをあまり理解されていない時代です。
今ではAJSAのプロはスケボー業界の価値としては何の評価もされていませんが、当時はそうではなかったということもあり、スポンサーとしてはコンテストに出て欲しそうでした。
しかし私は私の考えを素直にスポンサーに伝え、AJSAには出ないことに決めました。と、言いますか、あのランで勝てないなら、どうせどんな滑りをしても勝てませんから。
自らを変える
コンテストにおいて、あのジャッジはおかしい!なんて言っても何も始まりませんし頭のおかしいやつだと思われて終わりです(笑)
自分が変われば良いのです。スケボーは自由ですから。
しかし、いくらスケボーが自由と言ってもスポンサーライダーはそうはいきません。
存在だけで売り上げに貢献できるようなカリスマ以外は、スポンサーの意向を無視するわけにもいきませんから。
私の場合、当時のスポンサーは私がコンテストにでなくなったことにより、自然と契約を打ち切る方向へと進みました。
それで後悔もしませんでしたし、幸いなことにスポンサーの担当者と仲が悪くなったこともありませんでした。
まとめ
AJSAとストリートリーグを同列に語ることはもはやギャグですが、ストリートリーグのジャッジは本当にすごいですよね。
トリックをメイク後に瞬時に点数を出すのですが、その正確さと言いますか誤差の少なさと言いますか。まぁたま~に点数が発表された瞬間に観客席からブーイングが飛んでいることもありますけど(笑)
観客やライダーが100%満足するジャッジは存在しません。特にストリートリーグのような考える暇もなく瞬時に点数をつけるシステムならなおさら。
しかし、ジャッジ陣営ができるだけ自分の好みを押さえ、あくまで客観的な視点の元、公平な点数をつける。これが普通のコンテストです。
AJSAのジャッジはちょっと前「特定の選手にえこひいきした点数が付いている」と非常に大きな問題になった事がありましたが、それが事実なのかウソなのか、確かめる術もありません。
コンテストに出る際にはそれらを全て飲み込んで、自らの責任で出るべきです。不満があるならば、私のように出なければ良いだけですからね。
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