コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

カメラマンはライダーを成長させる起爆剤

 

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もうすっかり寒くなってきましたね。

 

 私としては秋より冬の方が滑りやすくて好きだったりします。何より年末年始はスポットのセキュリティも甘かったりしますし(笑)

 

 今日はカメラマンとライダーに関わることを少し。

 

 以前記事にしたことがありますが、カメラマンとライダーは独特の関係性があり、確執や衝突が生まれることもあります。その細かい内容は過去に記事にしました。↓

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 しかし、ライダーとカメラマンはその関係性から、お互いに高め合い、お互いの存在によって成長、レベルアップすることも多いのです。

 

 私はライダー側でしたので、カメラマンがどう感じていたかは未知数なところがありますが、少なくとも私はカメラマンがいてくれたからこそライダーとして成長できたと、確信をもって言えます。

 

無茶ぶりの先に

カメラマンは時に「無茶ぶり」をします。

 

 私も地元のクルーとDVDを作ったことがありますが、その時のカメラマンによく「〇〇のスポットで〇〇できんじゃない!?」と言われたものです。

 

 そしてその発言のほとんどが私のレベルの一つ上、無理をしないとできないであろうトリックなんですね。

 

 そのレベルの越え方がひっっじょ~に微妙なもので、私のレベルでは通常はメイクできない気がするが、がんばって奇跡を起こせない範囲でもないと言いましょうか(笑)

 

 とにかく憎たらしほど絶妙であり、微妙なトリックを言ってくるわけです。

 

 それほどカメラマンはライダーの実力を良く把握しており、分析もしているということです。私達ライダーが思っている以上にカメラマンは私達のスキルを分かっているんですね。

 

 そして最終的にカメラマンがその無茶ぶり発言をしなかったらメイクにたどり着かなかったであろう私の映像は数えきれないほどとなりました。

 

 無茶ぶりされたと言っても、上手い人からすれば大したことないトリックばかりですが、そのほとんどが私の持つスキルの一つ上を行くトリックであり、メイクの実績の半分以上はカメラマンの実績であると思っています。

 

 私は気力が弱いスケーターでしたから、カメラマンが無茶ぶりをしなければ決してトライすることはなかったトリックが多かったですし。

 

カメラマンは監督ではない

 こうして書いていると、カメラマンはまるで監督かのようなイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、それは違います。

 

カメラマンは仲間です。

 

 ライダーもカメラマンもスケーターであり、つの作品に向かって本気の遊びを行う仲間。

 

 監督であれば「命令」です。しかしカメラマンが行うのは「無茶ぶり」です。一見「無茶ぶり」ってとてもふざけた言葉ですが、先程も言ったとおり、そこにはカメラマンの確かなスキル分析と、「このライダーならできる」という確信があるはずです。

 

 しかもスケーターはあまのじゃくですから、命令されればやりたくないけれど、無茶ぶりされたら「やってやるよ」になるというおまけつき(笑)

 

 ライダーにとってカメラマンは自分の姿を映像として残してくれるだけでなく、成長の起爆剤でもあるのです。

 

まとめ

 もう一度言いますが、良いカメラマンは私達ライダーの実力を本当に良く把握しています。つまり、ライダーが絶対にできないことは言わないはずです。 

 

 事実、私はカメラマンの無茶ぶりトリックを実際にトライしてメイクしましたが、そのメイクにたどり着くまでに丸2日かかったこともあります。つまりそれは私が丸2日トライした横で、カメラマンは丸2日カメラを回してくれたのです。私が必ずメイクできることを信じて。

 

 この時はカメラマンと二人きりの撮影だったのですが、うれしくてうれしくてカメラマンと鬼ハグ。

 

公園で抱き合うおっさん二人に、110番しなかった公園利用者の方に感謝です。

 

 もちろんカメラマンの「無茶ぶり」は自身の一つ上のレベルのトリックなのですからメイクできないこともありますし、怪我をすることもあります。しかしそれこそがスケボーの世界であり、カメラマンが悪いわけではありません。

 

最終的にやるかやらないかを決めるのは自分ですから。

 

  散々「無茶ぶり」(笑)なんていうあまり良くない印象の言葉をあえて使ってきましたが、それもスケボーがスポーツではなく遊びであるが所以の良いところだと思います。

 

 私のスケートDVDコレクションの中に眠っている地元スケートDVD。この中におさめられた誰も知らない私のフルパートは、カメラマンがいなければメイクできなかったであろう自分越えトリックが満載であり、カメラマンには感謝してもしきれません。

 

 

 

 

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