コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

滑り続けたその先に選んだ道

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 なんだかもう年末の足音が聞こえてきましたね。

 

 若いスケーターの皆さん、30歳を越えたあたりから、時が経つのは本当に早いなぁと頻繁に感じるようになりますので、今を精一杯生きましょう(笑)

 

今日はちょっと私の生き方について話をしたいと思います。

 

 若さと言うものはスケーターにとって最大の武器であり、宝です。

 

 若い時はお金はありませんが、体力は無限にあり、怪我も比較的早く治ります。そしてなにより、この多様性が認められる現代においては程度の差はあれど、どんな生活をしていても咎められることも少ないですよね。親には小言を言われるかもしれませんが。

 

とにかく無茶が利く期間ということです。

 

 しかしその無敵の期間にも必ず終わりが来ます。「今しかできない」とがむしゃらに滑ってきたスケーターにも、必ず来ます。

 

 歳をとると、若い頃言っていた「今しかできない」はまさに「あの時しかできなかったんだ」ということですね。

 

 自身の衰えを認めるくやしさ

  私は自身のスケボーにおけるスキルが衰え始めた時、人生を選択する時期に来ているな、と感じました。

 

 具体的に衰えを感じたのは、何も考えずに感覚で出来ていた得意トリックが、しっかりと準備して、考えながらやらないとできなくなった時です。

 

 今ではあきらめもつきましたが、自分の衰えを目の当たりにし、当時はそれがものすごくストレスでした。こんなに人生の全てを捧げてきたスケボー、「自身の衰えを決して認めたくない」と。

 

 しかし、結婚して家族ができ、子供の将来や奥さんに金銭的な苦労をかけたくないと考えるようになり、そこへきてようやく自分の衰えを認めることができました。

 

スキルもそうだけど、カリスマ性もない自分には、もうこの業界で成功する見込みはない、と。 

 

ここで認めることができないと、「老害」になってしまうのではないか、という危機感もあったかもしれません。若手の「上手さ」にスタイルやプッシュを持ちだしてイチイチケチをつける人、あなたの周りにもいませんか?そんな危機感です。

 

私が選んだ道

 スケボーの業界はその市場の小ささから、働き手には当然良い給料は期待できません。これは会社のせいではなく世の中の仕組みです。スケーターがスケボーの業界で働くということは、給料の代わりに「好きなことを仕事にできる」というやりがいを手に入れているわけですね。 

 

 スケボー関係の仕事はやりがいはありましたが、とても薄給であり、昇給も見込めない、退職金などもちろんない、こんな状況では家族に金銭的な苦労をかけてしまうと感じ、スケボーとはまったく関係のない会社に転職しました。

  

 そう、私が選んだ道は、スケボーと生活(仕事)を切り分けること。

 

 スケボーはスケボーで楽しみ、仕事は生活の為に好きじゃないことでもやる。

 

 子供の頃から自分にはコレ(スケボー)しかない、と打ち込んできたスケボーと初めて少し距離を置いた瞬間です。というか逃げですね。自らの限界を感じ、あきらめた「逃げ」。

 

  • 逃げずにショップを立上げて失敗した人
  • 逃げずにダラダラとシーンに居残り、老害になってしまった人
  • 逃げずに努力して代理店等を立上げ、スケボー=薄給と言う概念をぶち壊した人
  • 逃げて私のようにスケボーと生活を切り分けた人

 

 滑り手のその後は本当に様々ですね。

 

 私が最も尊敬する人は言わずもがなでしょうか、「努力してスケボー=薄給と言う概念をぶち壊した人」です。

 

 これはスケボーに関わらず、常識や概念と言われるものをぶち壊すのは本当に大変ですから。

 

 まとめ

  長々と私の自伝?のようなものを書いてきましたが、当然これは「私のみ」に当てはまる話です。

 

スケボー以外の仕事をして、スケボーは趣味で行う、なんてことは「逃げ」でもなんでもなく、とても普通のことですからね。と言いますか、これが大体のスケーターのスタンダードな生き方です。

 

これを「逃げ」なんていう大ごととして捉えてしまう私も根っからのスケーターなんでしょうね(笑)

 

 

 

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