私は朝起きて仕事に行く準備をする前にテレビを付けます。
先日も朝起きていつものように何気なくテレビをつけたところ、いきなり堀米雄斗さんのキャバレリアルバックテールが目に飛び込んできました。
一瞬間違えてスケートDVDを再生したのかと思ってしまいました(笑)
本当に考えられない時代になったものです。
SLSがテレビでのニュースで見られることのすごさ
元々ストリートリーグ(以下SLS)が始まった当初って、スケボーなのにスポーツ並みの賞金が出る大会、という感じではありましたけど、まだアンダーグラウンドな部分と言うか、スケボー独特のスポーツではない何か、があったように思います。
初期の頃は今ではちょっと考えられないマーク・ジョンソンとか、マイク・モーとかも出てましたからね。ストリート代表のようなプロ達です。
しかし今では18歳未満はヘルメットを着用してオリンピックの選考会も兼ねているということですから、ここ最近の急速な変化を感じます。
これも資金面や経営面、果ては業界の成長のために欠かせない変化、ということなのでしょう。
そして先日、私は日本の朝のニュースでSLSの映像が見られるという衝撃経験をしてしまったわけです。
もちろん堀米さんという日本人の大活躍があってこその経験であるとは思いますが、つい何年か前までは路上の隅に追いやられていたスケートボーダーが朝のニュースで取り上げられるのはやはり慣れないものですね。
ビデオテープ世代である私のようなおじさんはビックリしてしまいます(笑)
二極化するスケーター
このメディア媒体へのスケートボードの台頭は今後ますます加速することが予想されます。
これは何を意味するかと言うと、スケーターにおける「スポーツ」と「ストリート」の二極化がますます進むということです。光と影とでも言うべきでしょうか。
光が当たるスポーツスケーターと、路上の隅で粛々とカリスマ性を磨くスケーター。 これらは、「どちらが良くてどちらが悪い」ということすらないのがスケボーです。
スケボーって自由ですから。
しかし一つ言えることは影側のスケーターには確実に苦しい時代がやってくるということ。そしてそれは今後ますます加速します。
「迷惑なスケボー」として一般人からスマホで動画を撮られ、晒されるということが当たり前の時代ですからね。
まとめ
今後のスケーターの二極化おいて少し勘違いしていただきたくないのは、「影側で生きづらくなるのは光側のスケーターのせいではない」ということです。
それはもしこれほどまでのスポーツ化がなかったとしても、ストリートの締め付けというものは絶対に加速していたはずだからです。
「危険」や「道路交通法」「非行」などと言った、たくさんある締め付けの理由のたった一つに「オリンピック競技になったんだから」という理由が入るだけですからね。それって正当な理由?と根本的に思う部分もありますけど(笑)
そしてスポーツであろうともストリートであろうとも、キャバレリアルバックテールのメイクに歓喜しないスケーターはいません。我々は同じスケーターなのですから。
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