コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

【実は高難度】ハンドレールの途中抜けについて

皆さんも見たことがあると思います。

 

 長~いハンドレールを流すものの一番最後までは流さず、最後ちょっとだけオーリーをして途中抜けのようにアウトするというもの。

 

最後が少しだけキンクしているような場合に割と多いかもしれません。このような↓

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これ海外のプロなんかは簡単にやっていますけど、実はめちゃくちゃ難しいです。

 

 これは、最後のキンク部分を避ける為に狙って途中抜けをしている場合と、レールが長くて最後まで耐えられないのでちょっとオーリーしてショートカットをしてしまう、という二つのパターンがあります。

 

 二つ目のパターンはとりあえずメイクを優先させるために行うもので、途中抜けでメイクをしたものの、レールを最後まで流せなかったのが許せなくて、やり直しをするプロもいます。

 

 私なんかは途中抜けでもメイクしたんだから良いと思うのですが、やはりスポンサーライダーなんかはストイックに納得するメイクをするまで辞めない人が多いみたいですね。

 

 

驚愕の途中抜け

誰もが驚愕した途中抜けはやはりKyle Walkerのキンクレールでしょう。

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 これ、レールを最後まで流さずに、最後の下り部分のレールを全てショートカットして上から飛び降りますよね。動画はこちら

 

 この場合の途中抜けは、あえて行ったのではなく、最後まで耐えきることが難しくて自然とレール降りてしまったのでしょう。

 

 しかしこの「自然とレールから降りる」という行為が、凡人にはどれほど難しいことか、、、、

 

 普通ならば(普通ならこんなレールやりませんが 笑)耐えきれなくなったらデッキから降りてしまって失敗です。しかし、耐えきれなかったら途中抜けをしてメイクすれば良い、という感覚がもはや才能を持った人間の感覚なのでしょう。

 

 REALのIshod Wairなんかも良く途中抜けのようにメイクをすることがありますね。あの余裕があるような抜け方は本当にカッコ良いんですよね。

 

 

 余裕がないと出来ない

 このハンドレールの途中抜けは、基本的に余裕がないとできません。オーリーをするための余白と言っても良いかもしれませんね。

 

 普通に降りるように少しの体重移動だけで済まないわけですからね、弾き足を踏み込むだけの余白を作りつつ、ハンドレールにアタックするということです。

 

 通常なら余裕がないはずのハンドレールトライ時に、意識せずにこの余白を作れてしまう人間が「天才」ということになります。

 

ちなみにIshod Wair、Kyle Walker、この二人はまごうことなき天才ですね。

 

 まとめ

考え方はカーブボックスと一緒です。

 

 グラインドをしてそのまま抜けるのと、途中抜けとどちらが難しいかは明白ですよね。途中抜けをするにはどうしても余白を持ちつつトリックをしないといけませんから。

 

 そう考えると、それを怪我の代名詞であるハンドレールで行うということがどれほど難易度の高いことか想像できると思います。

 

 天才達は簡単にやっていますが、実はとんでもなく高度なことをやっているんですよ、というちょっと違う角度から映像を見てみる方法のご紹介でした。

 

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