私はスケーターの少し子供っぽいところとか、損得勘定がぶっ壊れているところとか、やるときはやるところとかが大好きなわけでありまして、つまり基本的にはスケーターが大好きです。
しかし「基本的には」という言葉のとおり例外もあって、嫌いなスケーターも存在します。
あまりネガティヴなことを言うのはどうかという問題もあるのですが、今日は嫌われてしまう行動「セクションにおける順番抜かしについて」を記事にしたいと思います。
私も若い頃何度も経験し、嫌な思いをしたこともあります。
セクションにおける順番抜かし
この行為はかなり嫌われてしまう行為で、そのスケーターが有名であればあるほど「あいつは順番を守らない」という噂はすぐに広まってしまうこともあります。
例外的に状況やセクションの種類によっては「順番」という概念がかなり曖昧になる場合もあるのですが、パークにあるオーソドックスなカーブBOXなんかだと、結構ちゃんと並んで一人一人トライする場合が多いです。
そんな順番に並んでいる状況で一度に何度もトライしたり、さっきやったの所なのにまたすぐやったりすると、周りから「何あの人」となるのは当然ですね。
私も若い頃、とある有名なパークでやられたことがあります。その人はみんなきちんと並んでいるのに連続で何度もトライし、失敗しても並びなおさず近距離からまたプッシュしてトライしていました。
順番をきちんと守っているスケーターはそのスケーターのせいでまったくトライできないわけです。ちなみにその人は今でも現役の誰もが知っている超有名スケーターです。
私を含めて並んでいる皆はめちゃくちゃ怒っていましたが、本人はどこ吹く風といった感じで、とっても感じが悪かったと記憶しています。
順番抜かしと言えない順番抜かし?
ここは例外的な話になります。
初心者の方に多いのですが、遠慮して自らやらない場合や、上手い人にどうぞと言われるのを待っているような場合があります。
このような場合に他の人にサッといかれても、順番抜かしと言えるかどうかは非常に曖昧なところです。
初心者の方からすればちょっとは気を使ってよ、という感じだとは思います。しかしサッといった人からすれば、やらないのかな?行っても良いのかな?という感じです。
このような状況ですと、ある程度は先にトライされても仕方ない部分はあると考えます。そこまで人に気を使わせるのはやはり難しいと思われますから。
つまり上級者の中には、わざと順番抜かしをしてやろうとか、初心者は引っ込んでろ!!という感じではないこともあり、全部が全部悪意に満ちていると言われるとそうでもないんですね。
まぁこれも状況と程度の問題ですが。
まとめ
基本的に、順番抜かしと言うものは嫌われます。
その一番の理由は、ハタから見ると初心者をバカにしているように見えたり、自分は上手いので抜かしてもいいだろう、というように見えるからです。
私は初心者の人を小バカにしたり自分より上手くない人をディスるスケーターはクズだと思っていて、どうか今若手の皆さんには初心忘るべからずでいて欲しいと願っています。
これから何十年も滑り続けることのできる若いスケーターは嫌われないに越したことはないわけですからね。
ちなみに私が順番抜かしをされた某有名スケーターですが、何十年も経った今でも当時のことがどこか頭の隅にあり、良くないイメージが中々抜けません。
イメージと言うものはそういうものだということです。
どのようなスケーターを目指すのかは人それぞれ違いますが、カリスマのような例外スケーター以外のスケーターは、嫌われない方が色々と上手くいく場合が多いと思います。