コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

なぜ上手い人がいるとその周りも上手くなるのか

 

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この国において、湘南地方が日本で一番スケボーのレベルが高いというのは周知の事実です。

 

 その「周知の事実」に基づいて湘南地方のスケーターが爆発的に増えたのは間違いなく、もはや湘南ではスケボー、サーフィンは湘南文化と言っても過言ではないかもしれません。

 

 しかし、スケーターの人口という意味では元々の人口そのものが多い分東京や大阪の方が多いはずです。

 

 スケーター人口が多ければ多いほど上手い人間が出てくる確率も当然高くなると考えるのが普通です。しかしスケボーの業界において湘南地方というもはや一種のブランドは未だに強固なものであり、そこには湘南にしかない独特の環境が影響していると考えます。

 

上手いスケーターが多いと正の連鎖が生まれる

負の連鎖とは良く言ったものですが、正の連鎖というものもあります。

 

 つまり、めちゃくちゃ上手いスケーターが1人より2人、2人より3人いると、周りのスケーターも自然と上手くなり、その連鎖反応で結果的にそのクルー全体のレベルが高くなるというものです。

 

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

 

 それは色んな細かい部分を端折って言うと、スケボーというものは結局のところ、「①脳でイメージしたものを ②体に投影してそのイメージ通りに体を動かす」ことにつきるからです。

 

 もう一度言いますが、他の細かい部分は一旦置いて色んな所を端折って言ってますからね(笑)

 

 ①の「脳でイメージする」というものが上手くイメージできれば出来る程、②につながりやすいのは言うまでもありません。周りに上手い人がいればいるほどその①が強固になるのは当然ですよね。

 

 上手い人を365日隣で見ていると、場合によってはその姿をわざわざ脳に焼き付けようと思わなくても目で見ているうちに勝手に脳がその動きを鮮明に記憶してしまいます。

 

 あとはそれを上手く②につなげるというわけです。つまり、周りに上手い人がいる環境と言うものは、①を自然と達成できる可能性が高いのです。

 

湘南地方に当てはめてみると

 湘南地方には中島壮一郎さんと北村浩一さんという才能を持ったスケーターが2人います。

 

 この2人をすぐそばで見続けていた林正翔という天才がその正の連鎖を100%受け継ぎ、戸枝義明、本庄飛龍、清水葵、石川雄也  etc。彼らのようなとんでもないスケートモンスター達を生み出すことになったと考えられます。

 

 そしてその連鎖の先には、北詰隆平という若き天才がその湘南プライドをキッチリ受け継いでいますね。

 

もう一度言いますが、色々端折ってますよ(笑)

 

 細かく言えば、田内努(通称ポンさん)さんという皆が信頼をおいているカメラマンがいたり、セガ前というあり得ない程整ったスケボーの環境、湘南地方という文化的プライド等、様々な要素が加わりますからね。

 

 まとめ

 上手い人がいる環境というものは己のスケボーが上手くなる必須条件であると言えます。

 

それはトリックを脳にイメージとして完璧に焼き付ける作業が短縮されるからです。

 

 短縮される、というのが最大のポイントですね。その分そのイメージを体に投影することに時間を使えるわけですから、スケーターにとってコスパが良いです。

 

 とはいえ今では手元のスマホで世界中のスケーターの天才ライディングが見れるわけですから、その「環境の差」というものは縮まりつつあることも事実です。

 

 ただ、生で見るトリックと、映像で見るどこか絵空事ようなトリックでは、脳に焼き付くイメージはやはり前者の方が強固であると考えます。

 

 上手い人が周りにいる環境がある人はそれだけで他の地域のスケーターより上手くなる確率が上がり、幸せ者だということですね。

 

 

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