コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

ARK LEAGUEは国内唯一のスケボー世界大会

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 ライアン・デッセンゾやフェリペ・ガスタボが日本のコンテストに出場するなど、到底考えることが出来なかった数年前とは今は違います。

 

 2017年、国内で初めてのストリートスケートボード世界大会が兵庫県神戸において開催されました。

 

それが「ARK LEAGUE」です。

 

 今年2019年には4月27日~29日、神奈川県寒川町において開催されることが、神奈川県庁で神奈川県知事、ARK LEAGUE実行委員会の記者会見において発表されました。

 

 内容は寒川町の公式HP神奈川県の公式HPにおいても紹介されており、神奈川県が正式に後援しているようです。行政機関との連携も果たすとはすごいことになっていますね。

 

 2018年は海外招待選手等来日や開催場所等の調整により延期されていましたので、今年はまた本当に楽しみですね。

 

ARK LEAGUEとは

 「ARK LEAGUE」は、2017 年に神戸で誕生したストリートスポーツ世界大会です。この大会の前身となったのは、2013年から4年間にわたって神戸で開催されたBMXフラットランドの世界王者 決定戦「FLAT ARK」です。

 

 そこに2017年よりスケートボードの世界大会「SKATE ARK」が加わり、「FLAT ARK」と「SKATE ARK」の2競技によるストリートスポーツ世界大会「ARK LEAGUE」へと生まれ変わりました。

 

 大会のコンセプトは「ホンモノが創る、ホンモノを魅せる。」となっており、ただ技を決めれば勝てるコンテストではなく、自分のスタイルを追求し磨き上げてきた者だけが勝利を手にすることのできる真の戦いの舞台というものです。

 

 2017年に神戸にて開催されたARK LEAGUEは3 日間で延べ約25,000人の来場があり、おおよそ国内ストリートカルチャーイベントとは思えない盛り上がりを見せております。

 

 2019年からはここにブレイクダンス「BREAK ARK」が加わり、BMX、スケボー、ブレイクダンスの3つによる「ストリートカルチャーの世界大会」といっても過言ではないような規模となっています。

 

「日本になかった世界の景色を」

 2017年に国内においてこれほどの規模のコンテストが行われたことは前代未聞でした。

 

 今までも外国のプロがブランドの広告としてデモをしに来日することはありましたが、世界的パークがない日本にコンテストの出場の為に来ることなど考えられなかったでしょう。

 

それを可能にしたコンテストがこのARK LEAGUEです。

 

 スケボー部門「SKATE ARK」に関してはエレメントライダーの瀬尻稜さんがプロデュースされ、資金集めからパーク設計まで全ての段取りに関わっているとても珍しい、というか貴重なコンテストです。

 

 第一回目の2017年当時、まだ20歳だった現役最前線のスケーターが監修に携わることによって、他のコンテストとは一線を画すのは間違いなく、その設計パークには実際に滑るスケーター目線が色濃く反映されていましたね。

 

 瀬尻さんは数々の国外におけるコンテストに出場し、日本にはない盛り上がりと規模を実際に体感され、その素晴らしさや楽しさを国内でも体験できるようにと、このプロジェクトに関わっていらっしゃいます。

 

 無我夢中に滑ることだけに集中したいはずの若いスケーターがプロデュースに関わりながら出場もするなんてとてもすごいことですよね。

 

  2017年の大会時には株式会社ジオナという兵庫県西宮市にある会社が冠スポンサーとなって社長さんが瀬尻さんと直接打合せを行う姿がニュースによって取り上げられたりと、これって本当にスケボーの大会!?という世界になっていました。

 

多くを語らずに行動で示すスケーター

 ARK LEAGUEは私が思う瀬尻さんのすごさがとても顕著に反映されたイベントだと思います。

 

 苦労や結果などを伴うと、ついつい色々としゃべりたくなってしまうのが人間の性というものです。特にこのような何万人もの来場者がある規模のイベントの運営成功させた瀬尻さんは、色々しゃべっても良いわけです。

 

 しかしその多くを語らずに一心に行動し、結果で語り掛ける瀬尻さんの姿はとてもカッコ良く、あの若さですでに貫禄というか、カリスマ性というか、彼の偉大さをその行動から感じ取ることができます。

 

 SNSで世の中が埋め尽くされている昨今、何もしていないのに自分の手柄だと大いに誇張する人も多いなか、彼は行動と滑りで世に感動を与えることができる数少ないスケーターではないでしょうか。

 

まとめ

今年の優勝賞金は

  • 優勝 278万円
  • 2位  111万円
  • 3位    56万円
  • 4位  34万円
  • 5位  28万円

※6位以下省略

※1ドル111円で計算し、千円単位繰上げ

 

 となっており、賞金規模も通常の国内スケートコンテストとは桁違いの額です。このような金額が賞金として出せてしまうのは、スケボー業界だけでなく行政機関の支援や一般企業からの支援等があるからこそ成せるものです。

 

「支援があってこそ」なんて言葉でいうのは簡単ですが、その支援にたどり着くのは並々ならぬ努力が必要であり、決して熱意だけでなんとかなるものでもありません。

 

 熱意に関してはスケーターという人種は元から一般の人より高く持っているものですが、このようなイベントを開催にするには熱意の他に無限の調整と事務手続きがあります。

 

 無限の調整と事務手続きはスケーターには苦手な人も多いでしょう。しかしそれを乗り越え、自らの行動によって世界と日本を繋げようとする瀬尻さんにより監修される「ARK LEAUGE」、私は楽しみで仕方がありません。

 

 個人的にはストリートリーグより注目しています。

 

ARK LEAGUE公式ホームページはこちら

 

 

 

関連記事

瀬尻さんについては過去に記事にさせてもらっています。

www.kostontaro.com

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