コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

How to本を見てもスケボーが上手くならない理由

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以前「スケボーが上手くなる方法は?」という記事を書きました。

 

 スケボーは個人の資質によるところが大きく、100%上手くなる方法というものは決して存在しませんが、僕が思う「その人の資質の範囲内で上手くなる方法」はこの記事に書いたとおりです。

 

 少し前にTwitterでつぶやきましたが、楽天で何気なく本を物色していたら、スケボーのhow to本のようなものを見つけました。昔のように雑誌形式ではなく、著書名が存在している「本」といった感じのものです。

 

 読んでもいない特定の本に関してあれこれ言うのはどうかと思うので正式な名前は出しませんが、非常に中身が気になるところです。どんなことが書いてあるんでしょうか。

 

How to本を読むと上手くなるのか

結論から言うと、スケボーの本を読んだところで上手くなるなんてあり得ません。

 

過去記事で説明したようにスケボーというのは左に体重が寄ってしまってメイクできない人や、右に体重が寄ってメイクできない人、それぞれなのでトリックを教えるにはその人のオーダーメイド的な教え方をしなくてはいけないからです。一概にこのようにやればできる、というものはありません。

 

 たまたまそのようにやればできた、というのであればそれはただの偶然です。その偶然を求めるのであれば、わざわざお金を払って本を買わなくてもyou tubeのhow toでも同じ確率、いや、動画である分高確率の結果が得られます。

 

 そしてスケートボードは今も昔も「何を語るかより誰が語るか」の世界です。フリップ出来ない人から教わるフリップ程説得力のないものはありませんよね。

 

 ちなみに今回僕が見つけた本を書いた人はかろうじて昔どこかで名前を聞いたことがある人、という感じでした。

 

誰しもが共通するやり方

 スケボーのやり方は人それぞれのオーダーメイドと言いましたが、もちろん誰しもに共通するやり方と言う部分はあります。

 

 例えばKグラインドは前足体重であり、5-0は後ろ足体重です。これらは見れば分かります。このようなことが書いてある本は当たり前のことを当たり前に書いているのであってそこに価値はあまりないような気がします。

 

 それを読むならyou tubeの動画で人が説明しているものの方がよっぽど説得力があり、意味があります。もう一度言いますが、何を語るかより誰が語るか、ですから、実際にそのトリックができる人の言っていることは説得力がありますよね。

 

  僕が常に違和感を感じるのはスケボーの講師?にはできないトリックをさも出来るかのように教えている人がいるということです。

 

 今回僕が見つけた本は中身を見ていないのでどのようなものかわかりませんが、そこには書き手が出来ないトリックのやり方が書いてあるだとしたら、やはりそこは違和感ですね。もしかしたら書いてないかもしれないので、当然批判はできませんが(笑)

 

 まとめ

  僕は上記で説明したとおり、How to本の効果という意味では懐疑的な考えです。

 

  やり方というものは人それぞれであり、前体重がバランスのとりやすい人、後ろ体重がバランスのとりやすい人、様々なわけです。それなのにもし本に「こうするべき」というニュアンスが書いてあるのであれば、それはその人がこの先ずっと間違ったやり方に固執しかねない少々危険な言葉であるかもしれません。

 

 今後、野球やサッカーのようにスポーツ科学の研究がスケボーに入ってきたら「このやり方が人類にとって一番マストである」といった共通したやり方が出てくるかもしれません。

 

その時に初めて「本当のHow to本」が出てくることが今から楽しみです。

 

 

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