オリンピックが間近に迫り、スケーターがテレビメディアにでることが珍しくなくなり、スケーターにクリーンなイメージを持っている方もいるかもしれません。
最近ではスケボーのスポーツ化により、親子二人三脚仲良くスケボーで世界を目指すぞ～という親子ばかりかと思いきやそうでもないようです。
昔はスケーターというものは当然親と仲が悪かった人が多いです。まぁスケーター自体がそもそも不良でしたから、親と仲良しこよしなスケーターは少なかったのではないでしょうか。
今は不良でないにも関わらず、スケボーがスポーツに近づいてきていることから逆に親との確執を生む事例が増えているようですね。
池田大亮さんのツイート
公開されているツイートですので引用させていただきます。
親の言う事は絶対なのか？スケボーが全然楽しくない。
— ikeda__daisuke (@ikedadisuke) 2019年1月21日
このツイートからは細かい状況を読み解くことはできませんが、スケボーに関する親御さんの意見と池田さんの意見の相違により「自由なスケボーが出来ない状況にある」ことが読み取れます。
この状況でまず僕が思うのはそもそも親が子のスケボーのやり方に意見を言う時は、犯罪（道路交通法など）の抑止や、進路のことや学校に関すること、くらいだと思っています。
そう、つまり親は「スケボーやりすぎを注意する」ものであって、「やり方」をこうしろ、ああしろ、と言うものではないと思います。
こう考えると今は本当にすごいですよね。
僕らの時代が良かったなどと言うつもりはありませんが、昔は「スケボーなんかやめななさい」という親とケンカをしてスケボーしに行ったものですが、今は「スケボーをやり方」をめぐって親とケンカするということです。
本当に時代は180度変わりましたね。
親がやり方を言い出すとロクなことがない
多くの批判が上がることを承知で書きます。
親が子のスケボーの干渉しだすと本当にロクなことがありません。親が干渉しすぎだと周りから変な目で見られて損をするのは親ではなく確実にその子供だからです。
パークに行けば親の悪口を言われる子供は本当にかわいそう。もちろん悪口を言う方が悪いのは当たり前ですが、出しゃばらなかったら言われないのであればそうしてあげましょう。
それに親自身が子供より上手ければああでもない、こうでもない、と教えるのはまだ良いと思うんです。しかしパークで怒鳴っている親とかコーチングのようなことをしている人って大体フリップもまともにできない人が多いですからね。
スケーターは基本的に「何を言うか」より「誰が言うか」の世界で生きています。
スケボーのこと、子供に押し付けたいのであれば、少なくとも子供より上手くならなきゃお話にもならないんじゃないでしょうか。
子供は親よりスケボーに詳しい
子供はいつまでも子供ではありません。
親は自分の方が正しいと思っていることが実は子供の方が正しいことも多いです。スケボーの最前線にいるのは常にスケーターである子供本人です。
もし自分より子供の方がスケボーが上手いのであれば、もうあなた（親）の感覚より子供の感覚の方が正しい可能性が高いです。
根拠は「あなたより上手い」からです。少なくとも見えている景色はあなたより格段に上でしょうし、同年代のスケーターと毎日のように一緒にいる彼らの感覚はもう自分の感覚より正しいと思うべきです。
まとめ
誤解を恐れずに書いてきましたが、もちろん僕は「上手い人が下手な人より正しい」と言っているわけではありません。
「現役ではない親と最前線の子供」という状況で、「親より子供が上手い」ならば、子供の方が正しい可能性が圧倒的に高い、と言っているのです。
親が子供であるスケーターに過干渉する原因になったのがスポーツ化やオリンピックが原因であったとしたら、スポーツ化やオリンピックはスケボーにとってデメリットであると言わざるを得ません。
スケボー最大の魅力である「自由」が奪われてはスケーターがかわいそすぎます。
親は子供の活躍をそっと見守り、誇らしく思うくらいでとどめておきたいものです。縁の下の力持ちが一番カッコよく、さらには世界一見返りを求めない人種であるスケーターとして、子供の活躍を子供とともに喜べる親でありたいものです。
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