コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

スケーターとしてのピークは何歳なのか

 

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どのようなスポーツにもついて回る問題である【年齢】

 

 スケボーはもちろんスポーツとは違いますが、スポーツ的な要素は当然たくさんあります。運動神経が良い人ほどスケボーの怪我も少ないのはそのためで、僕の仲間内でも運動神経が悪いやつが危険なステアなんかやったらおそらく一発で病院送りになると思われます。

 

 スケボーにとって一番運動神経を使うのはメイクよりも失敗の時かもしれません。ステアで失敗時はうまくデッキをかわしますし、ハンドレールでもそれはうまく回避して怪我をさけますからね。

 

 少し話がそれましたが、一般的に運動神経は年齢とともに衰えます。そして体の治りや、柔軟性、関節の強度もまた同じです。

 

 それを踏まえてスケーターのピークと言うものは何歳なのでしょうか。ここではスタイルは一切抜きにして、スキルのみに焦点を当てます。

 

スケボーはどの分野に属するか

 例えばサッカーやバスケ等であるならピークは20代と言われています。逆に格闘技やマラソンなどは30歳以上がピークになることが多いようです。瞬発力系のピークは若く、筋力や持久力系はそれよりも遅い、と言えますね。

 

 スケボーはどちらか選ぶとすれば前者です。

 

 スケボーに単純な筋肉量が必要ないことは、ナイジャやシェーンオニールを見れば一目瞭然です。池田幸太さんに至ってはあのスラッとした体系から繰り出す爆発力はそれを一層物語っていますよね。

 

 だとすればスケボーは単純な話若い頃、つまり20代ににピークが来ると考えて間違いなさそうです。アイススケートなんかは10代でピークがくるそうですが、スケボーに関しては10代より20代の方がスキル向上が著しい気がします。

 

世界のプロの年齢を確認

ここで、全員が世界一といっても過言ではないプロスケーターのピーク時の年齢を見てみましょう。

 

 

  • ナイジャ・ヒューストン

 2018年に間違いなく本人過去最高のパート”Til Death”をドロップし、世界中を恐怖のどん底に叩き落しました。彼史上、今現在が一番上手いのは間違いありません。そんな彼は現在24歳。”Til Death”を出した時は23歳ですね。

 

 今後どこまでこのピークを維持し、パートレコードを更新しつづけるのでしょうか。

 

  • シェーン・オニール

 現在29歳。シェーンに関しては最近ではビッグトリックより高難度テクニカルなスケートに舵を切っている気がしています。つまり大きいトリックを制御してきているということです。

 

 僕が思う彼の最高パートは2014年にnikeからドロップした”The SB Chronicles Vol. 2”であると思います。ビッグトリックからテクニカルのオンパレードであり、ドロップ当初、世界中からアクセスが殺到し、パートのwebサーバーがダウンしました。

 

 完全に主観になってしまいますが彼のピークは2014年、つまり24歳くらいであったと思います。テクニカルな分野では今でも進化してそうですけど”今後ビッグトリックがさらに加速度的にできるようになることはないだろう”という意味で、です。

 

  • ポール・ロドリゲス

 現在34歳。今はステアの撮影で右膝を負傷し、治療中です。

 

 彼はここしばらくハッキリとしたフルパートを世に出していないこともあり、ピークの年齢を計るのは難しいですが、プランビーに在籍していた時にフルパートではなく細々スケーティングを世に出していました。

 

おそらくその頃がスキル的にも、ピークではないでしょうか。それが2010年頃、つまり26歳くらいであると思います。

 

今現在はニュートリックやビッグトリックと言うよりは、オーソドックスなトリックを200点満点でメイクする、というスタイルに移行しつつあると思います。メイク率はピーク時とまったく変わっていないし、そのすべてが完璧です。

 

  • ジェイミー・トーマス

 僕の独断と偏見で、わかりやすく世紀のビッグトリッカーにしてみました。テクニカルスケーターではピークと言うのはやはり分かりにくいので。しかし、ジェイミートーマスは実はメチャクチャテクニカルスケーターでもあります。そのスタイルからどうしてもハンマートリックばかりが注目されがちですが。

 

 彼は今44歳ですが、ピークはZEROのチームビデオ”Dying To Live”です。これは2002年にリリースされたもので、当時彼は27歳くらいということです。

 

 このパートが当時世界で一番見られたパートなのは間違いないと思います。ビッグトリックを地球規模で流行らせたのがコレです。カリスマはいつの時代も地球規模で影響を与えるんですね。

 

番外編

 ここで少し番外編。僕の場合です。

 

 僕のピークは23歳くらいだったように思います。この頃から、ステアとレールへの恐怖心がどんどん増してきました。そしてオーリーも完璧に自分の思うようには飛べなくなってきましたね。

 

 完璧に思い通りにオーリーが出来なくなったことにより、ステアやレールといった危険がともなうスポットはできなくなったんだと思います。弾きをミスすることで一発で病院送りになってしまいますからね。

 

 二十歳前後くらいの時はそれは自分の思い通りのオーリーができました。ですからコンテストで勝つこともありましたし、ハンドレールやステアも、ファーストトライは怖いですが、1度デッキを弾けるとセカンドトライからはまったく怖くなかったです。

 

まぁ僕なんかがやっていたステアやハンドレールなんて超小さかったですけどね(笑)

 

セカンドトライからも怖くなってきたのが23歳くらいということになります。完全にここがピークであったことの証明ですね。

 

まとめ

 僕を入れて良いのかどうかわかりませんが、結果的に

 

【23歳から27歳がスケーターのピーク】という結果になりました。

 

 これはあくまで僕が独断と偏見で考えた数値であり、あくまで目安と考えてください。スケボーには例外として30歳を越えても前作のパートを越えてくるアンドリューレイノルズのような怪物もいますし。

 

 テクニカル、という面では30歳を越えてもニュートリックが生まれることもありますしね。しかし確実にできなくなるトリックも増えてきますが。

 

  スケーターとしてのピークは人それぞれですが、ピークを過ぎても急に来年から超ヘタクソになる、なんてことはありません。どれだけその下り坂を緩くするかは、デッキに乗っている時間がモノを言うと思います。

 

みなさん1秒でも長くデッキに乗りましょう☆

 

 

 

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