コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

日本のスケート業界でも引き抜きは存在するのか

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 海外ではプロスケーターを他ブランドが引き抜く、ということは割と普通にあるような気がします。

 

 「引き抜く」というと少し強い印象を受けますが、実際は「給料をこれくらい出すからブランドを移る気はないか?」というお金を稼ぐプロとして通常の交渉事項です。

 

 ここで所属ブランドに内緒でその話を進めていくのか、それとも正直に「このような話が他ブランドから持ち掛けられた」と話し、進めていくのかで仲間との今後の関係も大きく変わってきます。

 

 日本ではそのいわゆる「引き抜き」ということはあるのでしょうか。

 

日本でもある

 答えから申し上げると日本でも「引き抜き」は存在します。

 

 日本人は海外のような世界中で有名なプロというのは最近まで存在しませんでした。ですから、他ブランドに所属しているライダーをそのブランドと衝突してまで獲得するというのはそれほどメリットがあるものではなかったです。

 

ですから海外ほど多くはないと思いますが、日本でも確実に存在します。

 

 日本ではまだまだ忖度ライダーが多く存在するので、もちろん忖度ライダーが引き抜きのやり玉にあがることはありませんが、売上に貢献できるような数少ない国内ライダーであれば当然ブランドが「あのライダーがうちのアイテムを使ってくれたらなぁ」というのは普通の考えです。

 

 特に日本だとライダーに金銭をそんなに大きい額を支払わなくて済みますからね。ブランド側にメリットが大きいです。

 

とある代理店から引き抜きの声がかかったライダーを知っています。

 

 その交渉は、引き抜こうとしたブランドの提示金額が現在所属しているブランドより全然少なかったことにより、ほぼ交渉のテーブルにつかなかったと言っても過言ではありません。

 

詳細は伏せますが実はその引き抜きは少し「コソコソ」したものであり、表にでればその代理店の印象は悪くなっていたのでは?と思います。

 

 当時業界では有名になるくらい忖度ライダーをとても多く抱えていた代理店でしたし、そのやり方も少々スケーターっぽくないやり方でしたね。その代理店担当者はスケーターだったはずですが。。。

 

内緒で進めるメリットは存在しない

 引き抜きという交渉をコソコソと進めることにメリットはありません。

 

 最近ではマークジョンソンがlakaiからadidasへの移籍を水面下で進めたためにマイクキャロルと衝突し、世界中を巻き込む騒動になってしまいましたね。

 

 マークジョンソンほどのスターは今の所まだ日本にはいませんのでそのような騒動になることはありませんが、国内でも業界内の小さなコミュニティで変な噂が流れることはあります。

 

 逆に欲しいライダーがいる代理店に直接連絡し「本人と交渉したい」とハッキリ伝え、気持ちよく交渉のテーブルにつき移籍したライダーもいましたし、本人から「○○から声がかかったので、そっちに行ってやってみようと思うっす!すいません!」と実にスケーターっぽく移籍した友人もいました。

 

 これらの場合はいずれもいかなる衝突も生み出さずに気持ちの良い移籍で、その後の代理店とライダーの関係も良好です。

 

 

まとめ

海外程市場が大きくない日本でも「引き抜き」は確実に存在します。

 

 しかし「引き抜き」ではなく「交渉」という言い方のほうがしっくりくるかもしれません。スケーターですからスケーターっぽく気持ちの良く移籍をするライダーも多く、実際は移籍した後も良好な関係と言うのは結構普通にあることですから。

 

 もしあなたが今スポンサーを受けていて、他ブランドから声がかかったときには、絶対にコソコソせず、ハッキリと今お世話になっているブランドに交渉の事実を伝えることをオススメします。

 

何度も書きますがそっちの方がスケーターっぽいじゃないですか☆

 

 

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