以前から思っていたことがあります。
スケボーにハマってしまったスケーターがスケボーにかける情熱というものは、時に怖くなることもあるぐらい熱いものです。
スケーターがスケボーに注ぐ情熱をもし他に、例えば仕事に打ち込んだらどの分野でも結構イイ線までいくんじゃないか、と。
スケボーほどハマっている人が多いものは見たことがない
スケボーは他のスポーツや趣味なんかに比べて決して絶対数は多い方ではありません。野球やサッカー、テニス、将棋、どれをとってもスケボー人口の方が少ないです。※将棋は全国で700万人もいるそうです
けれどあくまで僕の主観になりますが、こんなにもプレーヤーが「ハマっているもの」ってあまりない気がします。
つまり、どんな分野よりも「絶対数に対するハマり度割合」はスケーターの方が多い気がする、ということです。「スケボーがやりたいから進学しない」いう若者までいますからね。
野球や将棋なんかは進学しても部活で出来ますから、「将棋やりたいから進学しない!」という若者がいないことに関してスケボーとの単純比較はできませんが。
しかし中には「就職しない」という若者もいます。さすがに野球や将棋がやりたいから就職しないという人は見たことがありません。皆、仕事をしながら休日にたしなむ、というパターンが多いですよね。
スケーターという特殊な人種
当ブログで何度か書いていますが、スケーターというのは世間から忌み嫌われているものをなぜか続けてきた、という少し特殊な人種です。
確かにその、周りとの協調性を重視することのない人種であるスケーターが、「スケボーやりたいから就職しない」ということはそんなに意外な選択ではないのかもしれません。
しかしわき目もふらず、将来の人生設計など微塵も感じさせないスケーターのこの行動はあきらかに他のいかなる分野よりも「ドハマり度」が高いということを証明するものです。
このドハマり度を他の分野に注いだら僕は結構良いところまでいくんじゃないかなぁと思います。もちろん他の分野は絶対数が多いですが、それでもスケボーよりはお金になることも圧倒的に多いですし。
スケボーだけでご飯を食べている日本人は10人もいないと思いますから。
逆にスケーターがスケボーのブランドを立ち上げたりショップを立ち上げたりすると、失敗することも多いです。国内のブランドは「立ち上がっては消える」ということを繰り返してきましたし。
あくまで「別分野」でスケボーと同じくらいの情熱を注いだらどうなるか、とても興味深いですよね。
まとめ
残念ながらこの「スケボーにかける情熱を別分野に注いだスケーター」という人を僕は知りません。
そしてこの説が立証されることがこの先あるかどうかもわかりません。実際僕もスケボー以上に情熱を注げそうな別分野に出会ったことも、これから出会うこともなさそうですから。
海外ではプロスケーターが飲料事業を始めたり不動産業を立ち上げたり、結構スケボー以外の分野で成功したりすることがあります。
スケボーで稼いできたプロにとってあくまで「副業」のイメージであり、その別分野にスケボーほどの情熱を注いだのかどうかはわかりませんが、結果的に成功を収めていますよね。
国内スケーターからもそんな「別分野で成功を収めた元スケーター」が出てくることを楽しみにしています。
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