コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

EXPRESSIONの【BATTLE FIELD】は日本のビデオクオリティを引上げた作品

 

 

f:id:kostontaro:20181006122915j:plainこんにちわ。コストン太郎(@kostontaro)です。

 

最近はWEBの台頭でDVDといったスケート作品はあまり製作がされなくなり、個々でパートをWEBにUPする時代になりました。

 

このような時代になる前は世界中でチームビデオというものが量産され続け、そのブランドのチームビデオを出すことが最高のプロモーションとされてきました。

 

日本ももちろん例外ではなく、数多くの国内ビデオが製作されましたが、ある作品を境に日本のビデオ作品のクオリティがグッと上あがりました。

 

それが2003年にドロップされた大阪発のウェアブランドExpressionの【BATTLE FIELD】という作品です。

 

Expressionとは

1996年に発足した大阪発のウェアブランドでVENICE野上さんや奥村竜一さんといった生粋のストリートスケーター達が立ち上げました。現在のライダーは

  • VENICE野上
  • 橋本貴興
  • 奥村竜一
  • 薬師神和昭
  • 山田晋一

今はDGKの増田真也さんやCHOCOLATEの高山零央さんといった若手スケーターも抱えています。

 

ビデオ編集は岡本一太郎さんという方で、この作品のクオリティはどう考えてもスケート以外で別の映像系の本業を持っている人だろうと、当時噂になったほどです。

 

1stビデオ「FIRST SEQUENCE」、2ndビデオ「OUTSIDE FOOTAGE」、3ndビデオ「BATTLE FIELD」、4ndビデオ「STREET EXPRESS」、最新作「RIDE PRIDE」といった作品をドロップしています。

 

この2003年に発表された3ndビデオ「BATTLE FIELD」が国内スケートビデオの編集において今までにない圧倒的な完成度を見せ、Expressionの名前を全国へ轟かせることとなります。

 

BATTLE FIELDの作品内容

ライダー個々のフルパートがあり、フレンドがあってエンディングがある、というごく一般的な構成をしています。

 

しかし、当時圧倒的スキルを誇っていた広島出身の若手、山田晋一さんのデビューパートということと、岡本一太郎さんの編集スキルが合わさり、過去にはない完成度の作品となり全国で話題沸騰となりました。

 

山田晋一さんはおっとりとした表情からは想像できないほどの力強い滑りと、そのビッタビタのフリップキャッチを武器にデカいステア、レッジ、ハンドレールをこなし、当時、全てのトリックをスローモーションにしても問題ないくらいハンマートリックを量産していました。

 

作品の特徴

 2000年くらいまでは国内スケートビデオというと、まだまだライダーのトリックを撮影して音楽をつけて繋げる+αくらいの作品が多かったように思います。

 

この作品は、音楽とスローモーションと映画PVのようなテロップ技術、そして何よりライダーの滑りを生かすセンスがマッチし、見るスケーターの心を引きつけました。

 

当時映像の仕事をしていた友人から言わせると「完成度がやばすぎる」と驚いていまし、滑るのが専門であった私たちライダーからみても「今までのビデオとか何か違う」といったボンヤリとした感覚を覚えました。

 

それまでは国内スケートビデオはどこか「ライダーのスキルを見るためのもの」といった感覚がありましたが、その頃の世界No1ビデオであったesの【menikmati】のような「作品としてのスケートビデオ」を初めて国内ビデオから感じ取りました。

 

そしておそらく全国発売レベルのビデオでは、完全ストリートというのは日本初だったのではないでしょうか。それまでの国内ビデオはパークの映像が必ず入っていましたから。それも「これまでとは違うビデオ」との認識を助長させたのかもしれません。

 

完全に私の個人的な好みですが、山田晋一さんのパートはラスト数トリックのBGMを変えるという音楽の使い方でしたが、私はこの構成のパートが大好きです。これはハンマートリッカーの特権ですね。うーんうらやましい。

 

まとめ

 私がスケートビデオを「ライダーの滑りを見るためのもの」から「音楽や編集も含めて一つの作品として見るもの」に変えてくれたのがこの2003年発売の【BATTLE FIELD】でした。

 

そして2005年には国内随一のパーフェクトビデオ【chatty chatty 3】、2006年にはトランスワールドの【UNDERGO MISSION】と、国内でもクオリティの高い作品が続いていきます。

 

この頃は作品がドロップされることが決まる度にドキドキして発売日を待ったものです。そして擦り切れるまで何度も同じビデオを見て毎回興奮できました。

 

今は無料でいくらでもパートを流し見できる良い時代です。しかし私たちが若い頃はビデオを買うのにお金はかかりましたが、同じビデオで何度も感動できるという意味ではまた違った意味で良い時代だったのかもしれませんね。 

 

 

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最後に山田晋一さんのBATTLE FIELDパートがありましたので紹介しておきます。すごいですよ↓

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