コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

THRASHERのTシャツを着ている一般人を見かけるとモヤモヤする理由

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以前からちょくちょくあったことなのですが、また最近SNSでちょっと話題になっていたので記事にしてみたいと思います。

 

 最近は街やテレビでもスケートブランドのTシャツやパーカーなどを着ている人を良く見かけるようになりましたね。一番驚いたのが漫画に出てくる登場人物の服がエレメントだったことです。※「わにとかげぎす」という漫画

 

 スケボーのアイテムが世の中に認知されていくということはスケート業界にとっては良いことのはずですが、明らかにスケボーをしていないような大学生の子がTHRASHERのTシャツを着ているのを見ると、ちょっとモヤっとするぞ!という話です。

 

このモヤっとが何なのか理由を探りたいと思います。

 

なぜこんなにTHRASHERが若者に浸透したのか

 元々少しずつ人気が高まっていたTHRASHERのアイテムですが、UNITED ARROWS系ブランドであるBEAUTY&YOUTHがTHRASHERとのコラボアイテムを複数発売したことで、爆発的に知名度が上がることとなります。

 

 もっと高価なブランドとのコラボであればこれほどの認知度にはならなかったかもしれませんが、手頃な値段で若者にアパレルを展開するBEAUTY&YOUTHということで一気に若者がTHRASHERを知ることとなりました。

 

 コラボレーションが決まった当初は店舗によってはBEAUTY&YOUTHの販売員が男も女も全員THRASHERアイテムを着用するという広告方法を採用し、とてもロゴが目立っていたのを記憶しています。

 

 それ以来毎年のようにコラボが実現し、今でも同ブランドは多くの若者にTHRASHERアイテムを供給し続けています。

 

なぜモヤっとするのか

 私の記事で何度も書いていることですが、最近は変わりつつありますがスケボーというのは世間からすると「不良の遊び」という少しイメージの悪いものです。

 

 そのイメージの悪い遊びをなぜか真剣に続けてきた私達はやはり、健全なスポーツを続けてきた他の層とは少し違った特殊な人種です。

 

 そのイメージが悪いのに続けてきたというこっち側感がスケーターの独特なコミュニティを築いていることにより、スケートブランドをスケーター以外が着用することに関して違和感や嫌悪感が生まれるわけです。

 

「まじめなやつなのにスケボーのブランド着てやがる」「お前らTHRASHERがスケート雑誌だってこと知らないで着てるだろモグリめ!」といった感じです。

 

 他のブランドにも言えることで、ELEMENTを着ていれば「ナイジャも知らないくせに!」SKATE SAUCEのTシャツを着ていれば(芸人のパンサー尾形さんが着ていました)「お前それワックスのブランドだって知らねーだろ!」となります。

 

 別に将棋の藤井四段がMIZUNOのTシャツを着ていても野球選手は特に嫌悪感を感じないと思います。やはりこれはスケボー特有の事例と言えますね。

 

 以前「ディアシスター」というドラマがありました。三代目 J Soul Brothers の岩田剛典さんが主役でスケボーがめちゃくちゃうまいという設定のドラマで、その時岩田さんが乗っていたデッキが女子中高生を中心に売れたということがありました。

 

 そしてその買ったピカピカのデッキを女子高生がSNSにUPしたところ、男子高校生スケーター達から「スケボーしないくせにデッキ買うな!!」と、なぜか怒られるという出来事があったそうです(笑)

 

 さすがにこれはくだらなすぎますし、バカバカしすぎるので今回の話とは別次元ですが、逆に若い子の方がこっち側感が強かったりもするのかもしれませんね。

 

 まとめ

 私はもうただのおっさんスケーターですから当然このような感情はありませんが、私は若いときからそのような感情はあまりなかったように思います。

 

 今と違い私が若い頃はスケーターじゃないのにスケートブランドを着用している人など皆無でしたし、超たまにDCのシューズを履いている人を見かけたら、当時スケーターが少なすぎて「スケボーやってるのかな!?」と逆にうれしくなるくらいでしたね。

 

 しかし、スケボーがテレビでもバンバン取り上げられるようになった今、どう見ても一度もデッキに乗ったことがないようなチャラ目の男の子が、ゴリゴリの伝統的スケートボードマガジンであるTHRASHERのTシャツを着ていたら、スケーターからしたらちょっとくらいモヤっとするのは御容赦願いたいところかもしれませんね。

 

 私達スケーターは、世間では端っこに追いやられてきたスケボーという本気の遊びのマイナス面に真正面から立ち向かってきたのですから。勝手にね(笑)

 

私がスケボー命!という感じだった若い頃、今ほどTHRASHERが流行っていたとしたら私もモヤッとしていたのかなぁ。

  

 

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