コストン太郎のスケートボード情報館

スケートボードを愛する男です。日本のスケボーに関する全てを語ります。

スケボーでスポンサーがつくということは責任と義務が発生します

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こんにちわ。コストン太郎(@kostontaro)です。

 

スケボーやってたらスポンサーって良く聞きますよね。初心者が良く勘違いしているのが、スポンサーってタダでモノもらえるんでしょ?ってこと。そんな甘い話があるわけもなく、スポンサー=サポートされるということはどういうことかを説明します。

 

責任・義務

まず、スポンサーがつくということは責任と義務が発生します。決してタダもモノをもらって終わりではありません。

 

責任

例えばあるデッキブランドがスポンサーになってくれたとします。その時点でアナタにはそのブランドを背負って立つ責任が生まれます。人から褒められない行動ではできません。ブランドの看板を掲げたあなたの行動は、ブランドにそのまま返ってくると考えて行動するべきです。

 

器物破損はもちろん不法侵入、ポイ捨て、未成年の喫煙などもっての他です。昔はそういう悪いスケーターがカリスマとして崇められ、あるスケートビデオでは器物破損やデッキを叩き割るなど、アウトローな場面を映し出すのがカッコイイとされていた時代もありました。

 

でも今は違います。SNSなどの浸透であなたの不用意な発言や行動は一発で炎上し、レッドカードならまだ良いくらいで、そのブランドに傷を負わせることになるかもしれません。くれぐれも責任があるということは常に頭の片隅に置かなくてはなりませんね。

 

義務

続いて義務です。日本のスケート業界にはこの義務が果たせていないスケーターが数多く存在します。

 

スポンサーがついた時点でスキルを磨くことが義務となります。町中をプッシュしているだけではダメです。日本人はこの義務がどうやら苦手なようで、「スタイル」に逃げることが多くあります。スキルが高くて文句を言われることはありませんので、上手くなる努力をしましょう。

 

カッコよくなることも義務です。トレフリップ一つとってもあなたのトリックはSNSで世界中に発信されるわけですからクソダサいトレフリップをアップした時点でそのブランドは地に落ちます。気を付けましょう。

 

とりあえずヘタクソにはスタイルもクソもありません。スタイルはスキルをつけてからの話です。

 

例外

責任と義務について話をしましたが、スケボーはやはり普通のスポーツとは少し違いますから例外が存在します。ここでようやく「スタイル」という言葉がでてきます。そしてここから先はカリスマの話です。普通の人には当てはまりません。

 

 例えばトムペニーやトニーホークはもういい歳でスキルや勢いは若手には及ばないでしょう。しかしスポンサーがついています。時代を築いてきた説明不要のカリスマスケーター二人ですから納得ですよね。

 

日本人で言えば昔は三枝博貴さんや米坂淳之介さん、今では池田幸太さんや松尾裕幸さんなどがカリスマとして崇められています。 全員スキルとスタイルを兼ね備えたカリスマです。正直カリスマ達はこれから2.3年スケボーしなくても人気が衰えることはないでしょう。

 

メディアにさえ出る必要のない、いわゆる【例外】です。

ちなみに上記の人達は別にスキルを磨く必要がないのにまだ磨いているところもカッコイイですからね☆

 

カリスマは紹介した人以外にもいますが、また別の記事にしたいと思います。

 

 まとめ

スポンサーをつけたい人は非常に多いです。自分が業界で働いていた時も何人もの若手がビデオを送ってきました。正直自分はまずうまくないとサポートする意味はないと思っているので却下したいのに、そのスケーターと仲の良い上司の命令でサポートを決めたこともあります。

 

そうやって生み出したのが現在の大量のスポンサーライダーです。いわゆる忖度ライダーと言うべきでしょうか。そしてデモの時全然魅せれなくてグダグダになることも多いという結末です。 

 

もう何年も前の話ですが、海外からプロが日本にツアーでやってきたとき、そのブランドの日本人ライダー(代理店ライダー)とともにデモをしたのですが、日本人ライダーがあまりにスキルがなさ過ぎて海外プロが怒ってそのほとんどを解雇したということがありました。

 

スケボーはスタイルだ!と言っていたことにNoが突き付けられた瞬間でした。当時そのニュースは一気に業界を駆け巡りましたね。

 

こうなってはそのライダーもとてもかわいそうですから、つける側も仲が良い人だからというのではなく、きちんと判断する必要がありますね。

 

 

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